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ミレイ大統領についての本の日本語翻訳プロジェクト!とりとめのない裏話②

こんにちは!自由主義研究所の藤丸です。

前回、若干投げやりで書いた「とりとめのない裏話」になんと50を超えるハートをいただきました。本当にありがとうございます☺️😻
そして、真面目な経済学や自由主義の話ではなく、せめて「とりとめのない裏話」くらい、1週間位でバーっと全部書ききればよいものを、またも1ヶ月もnote記事を書けず、noteさんから恒例の「早く記事を書け」という案内が来てしまいました💦
1ヶ月たつの早すぎです。そして、もう今年も終わってしまう…。

でも、本の編集作業は毎日頑張ってやってますっ☺️

先日、日本語版のタイトルも決まりました!
「ミレイと自由主義革命~世界を変えるアルゼンチン大統領」です!

まだ作成途中ですが、日本語版の表紙はこんな感じです。

最近の編集作業で印象に残っている本の一文は、

「ミレイは、支配者であるマフィアを厳しく批判した後、”恐怖のキャンペーン”に対抗するよう呼びかけ、・・・・」

という文章です。
「支配者であるマフィア」?

当時のアルゼンチンの支配者は、政権与党のキルチネル派です。
(2023年の大統領選挙でのミレイの対抗馬は、与党キルチネル派のセルヒオ・マッサ候補でした)

与党キルチネル派のセルヒオ・マッサ。悪そうな感じ。


キルチネル派は相当酷い社会主義の悪政により、アルゼンチンをボロボロにしたらしいので、「マフィアのような酷い与党」という意味かと思い、アルゼンチン人の友人(本の監修を依頼している一人)に質問しました。

すると、

「与党自体が人を◯したり、マフィアそのものの活動をしているので、
”マフィアのような”というより、”マフィア”だよ」

という趣旨の返答が💦

なるほど、もしかしたらそうかもと思っていたけど、さすが(?)南米。すごいところだ。
そんな国を、ミレイは自由主義で変えようとしているんだな、と改めて本当にすごいことをしていると思いました。ミレイ、頑張れ。

※以下の動画(ミレイのドキュメンタリー【エピソード1.1】もぜひ御覧ください。この動画の続き【エピソード1.2】は、友人が編集してくれていて、もうすぐ完成・公開予定です☺️



さて、覚えているうちに、出版の裏話の前回の続きを書こうと思います!
前回は、こちらです ↓

(前回の続きです)

ひょんなことから本の著者(マルセロさん)とXのDMでやり取りをするようになり、その後「自由主義研究所」でこの本の日本語版の翻訳出版したいと伝えました。

するとマルセロさんは、出版社のオーナーのアンドレスさんを紹介してくれたのですが、
そのとき、「WhatsApp で彼(アンドレス)に相談してください」という文章と一緒に送ってくれた写真がイカツイ感じのおじさんで、少しビビった💦ことを覚えています。(その後のやり取りで、アンドレスさんはとっても良い人だとわかりました!)

そして、

WhatsAppって何…????



調べたところ、どうやら世界では非常にメジャーなアプリなようですが、私は海外旅行もほとんど行ったことがないので、全く知りませんでした(恥)

とにかくWhatsAppをダウンロードし、アンドレスさん(出版社のオーナー)に連絡を取りました。
ちなみに、これまでマルセロさんとのやり取りはすべてDEEPLで翻訳したスペイン語で行っています。

アンドレスさんにもスペイン語(DEEPL翻訳)で挨拶したところ、いきなり「電話してもいい?」と返信が。

いや、無理っ💦スペイン語どころか英語も話せないのに、電話は無理‼️
なんなら、スペイン語で「こんにちは」もわからないくらいなので、絶対無理‼️

と慌てて、「すまんが、当方は会話でスペイン語は不可。英語も不可。日本語しか話せない。今までの文章は翻訳機を使ってた。文章でやり取り頼む」というような内容を送り、その後はメールでやり取りすることになりました。これが2024年7月頃の話です。

※ちなみに、その後もWhatsAppを使う機会はなく、現在までWhatsAppの使用はアンドレスさんと初めに挨拶しただけです。WhatsAppをダウンロードした意味とは…?

その後、アンドレスさんとのやり取りは、とてもスムーズに行われました。

まあ、初めに聞いていたロイヤルティ(私が原著出版社へお支払する料金)が最終的に値上がりするという、いかにもありそうな出来事もありましたが、特に問題はない範疇です。(初めに聞いていたのが安すぎた)

と、ここで、超めんどくさい・やっかいなことが判明します‼️
このことがなければ、1カ月は早く契約できていたはずです。


それは、、、、

「税制」です。

やはり「税」は、国民の敵、国際交流の敵、です。


それまでスムーズにいってた契約が、そこでストップしました。
私もアンドレスさんもまさに「混乱😱💦」です。

どういうことかというと、ロイヤルティなどの支払い時に、その額の20%を「源泉徴収」しないといけないらしいのです(所得税の源泉徴収)。

つまり、国に20%を税金として納めろ、と。

「源泉徴収」ってお給料だけの話じゃないんですね…。
それまで、海外と取引する機会がなかったから、考えたこともありませんでした💦
所得税といっても、なぜアルゼンチン人のアンドレスさんが日本に税金を払うの?アルゼンチンにも税金はあるのに。二重課税になりますよね。

調べると、「租税条約」を締結している国が取引相手の場合は、源泉徴収をしなくてもいいらしい!

日本とアルゼンチンは条約締結してる?と調べると、
「あ!2019年に条約締結してる!大丈夫だ!源泉徴収しなくてもいいみたい」

と喜んだのもつかの間、よく文章を読むと、
日本とアルゼンチンは「条約は締結してるけど、未発効」とのこと。

ダメじゃん(;_;)💦やっぱり源泉徴収で20%税金盗られる💦

その後、どうやら私の勘違いで、本の出版社はアルゼンチンではなくスペインの会社だったようで、改めてスペインとの租税条約を調べると、スペインと日本では条約は締結・発効しているらしい!

お~!よかった!

と再度喜んだのもつかの間、この源泉徴収が免除されるには、「スペインの会社」だという証明が厳密に必要らしく、いろんな書類の提出が必要らしい。

調べて、提出が必要なのはどの書類なのかは何とかわかったけれど、書類の書き方がわからん💦税務署に聞いても、よくわからん(;_;)💦

とりあえず、スペインの出版社の株主の情報や持っている株の割合といった情報がいるらしい…。

スペインの出版社に事情を説明してお願いすると、いろんなデータをくれた。
「ありがとう💦でもこんな個人情報(結婚時期や離婚歴まで書いてる)もらっていいの…?でも、、、、書類の記入に必要な情報ではない。持ち株が全体の何%かなんてわからん💦」

よくわからないけど、おそらく税免除の対象にはならないような気がするし、もし対象でも書類を提出しても審査に数ヶ月?かかるらしいし、本の出版契約がどんどん遅れるし、「これは、もうアカン」と、免税を諦めることにしました。

※「わからん」連発の文章で、すみません。でも本当に「わからない」んです。時間があったら調べてみようと思うのですが、そんな時間はなく今に至ります

免税になった可能性を考えると無駄に税金を払うのは悔しいですが、たぶん免税にならないし、徹底的に調べる時間や労力がもったいないなと思いました。

源泉徴収で20%払います!!

税制問題を諦めることで、解決すると、その後の契約はまあまあスムーズに進みました。

税金のせいで、頭がおかしくなり、一時は出版契約もすべてを諦めそうになりました。

そもそも税務署の人もよくわからない複雑すぎる税金って一体…。


最後まで読んでくださりありがとうございました。
ダラダラと書いてしまってなかなか進みませんが、もしよければ次回のとりとめない話も読んでいただけると嬉しいです。


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