日本は○位!?「自由」の世界ランキング
こんにちは!自由主義研究所の藤丸です。
世の中にはいろんなランキングがありますが、
「各国の自由度の世界ランキング」は知っていますか?😊
自由主義系シンクタンクの
アメリカの「ケイトー研究所」と
カナダの「フレーザー研究所」が、
「人の自由度指数 HUMAN FREEDOM INDEX(HFI)」をスコア化し、
点数により自由さの世界ランキングを発表しています。
ケイトー研究所のHPによると、
具体的には以下の分野における、
「個人の自由度」と「経済の自由度」を示す83の指標を使用して、
世界165カ国のスコアをつけています。
2020年のランキングが、
去年(2022年)発表されました!
スコアは0~10で点数が付けられ、10が一番自由があることを意味します。
自由度が高い国トップ5は、
1位 スイス
2位 ニュージーランド
3位 エストニア
4位 デンマーク
5位 アイルランド
意外な国が上位だな、と思われた方も多いかもしれません。
日本は、16位です。
意外なことにアメリカ(23位)よりランキングが上です。
「経済の自由」のみのランキングでは、
日本は12位、
アメリカは7位です。
経済の自由の指標である「政府規模」「法制度と財産権」「健全な貨幣」「国際貿易」「規制」のうち、
「政府規模」以外は、日本とアメリカのスコアはほぼ変わりません。
「政府規模」の項目は、
日本 5.6
アメリカ 6.8
どちらも低めですが、両者に差が目立ちます。
(点が低いほうが「自由が少ない=政府規模が大きい」ことを表します)
中国は総合ランキング152位で、さもありなんという感じですが、
よくみると、
「政府規模」の項目のスコアでは、
中国 5.0
同項目の日本のスコア(5.6)と、そこまで差がないですね。
日本はやはりかなり大きな政府みたいです。
「規制」の項目では、
日本はアメリカと同点なのですが、
日本はそもそも規制の総数を数えるのも止めてしまいましたし、
規制の定量化もされていないので、
よくわからない評価だな、と思うスコアもあります💦
でも、参考にはなると思います。
ちなみに香港は、
2018年までは総合ランキング上位3位内の常連でしたが、
2019年に30位に急落しています。
さらにデータを見ていくと、
自由は世界の人々に不均等に分布していることがわかります。
世界人口の13.4%がHFIで上位4分の1の国(地域)に、
39.9%が下位4分の1に住んでいます。
また、「個人の自由度」が高くても、「経済の自由度」が著しく低い国もありました。
(例)
スウェーデンは個人の自由度では1位、経済の自由度では33位。
アルゼンチンは個人の自由度では29位、経済の自由度では161位。
反対に「経済の自由度」が高くても、「個人の自由度」が著しく低い国もありました。
(例)
シンガポールは経済の自由度では2位、個人の自由度では81位。
バーレーンは経済の自由度では39位、個人の自由度では159位。
データ全体としては、
コロナウイルスの大流行に伴い、世界の自由度は急激に悪化しました。
世界人口の98%を占める165の国(地域)の自由度の評価は、
2019年の7.03から2020年の6.81に下がりました。
ほとんどの項目で自由度が下がり、大きく自由度を下げた項目もあります。
2000年以降の比較では、
自由度の高さは2007年に頂点に達し、その後、緩やかに下がりました。
2020年の自由度の急激な悪化は、
過去20年間で最低だった2000年をはるかに下回る水準でした。
パンデミックに対する政府の対応はさまざまでしたが、
多くの国が程度の差こそあれ自由を抑制しました。
コロナウイルスの大流行は、人々の自由にとって災難でした。
重要なのは、
パンデミックが沈静化したとき、
政府がCOVIDに関連した自由への制限を完全に撤廃するか、
あるいはさらなる統制と支出を行使し続けるかどうかです。
今後も注目していきたいと思います。
詳しくは、↓ のケイトー研究所のHPから資料が見れます。
いかがでしたでしょうか?
このようなランキングデータから、
「自由」と社会制度・政治形態の関係を考えるのも面白いかと思います。
今回は概要だけ簡単に紹介しましたが、
各国や各項目について、細かく見ていくことで、
「自由」を具体的にどのように現実の政策に落とし込んでいくかのヒントも見つかるかもしれないと思いました。
次回は、このランキングを発表している「ケイトー研究所」について紹介します。
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最後まで読んでいただきありがとうございました。
これからも、日本に自由主義を広げるため活動したいと思います。
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(藤丸)