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【矛盾両立】マンガ『チ。』第8集を読んで「矛盾」を受け入れる覚悟を決めた

Change Talk,Change Life.
"喋りを変えれば生き方も変わる!"

「蝶想喋楽(ちょうそうちょうらく)」
「喋りは生き方が9割」
「Free Talk Entertainment
    ~自分という楽器で言葉を奏でよう!」

22世紀に「広辞苑」から"人見知り"をなくしたい
誰もが自分を解放し喋りを楽しむ社会を実現
喋りに対する意識を変えて人生を好転させる
一般社団法人日本フリートーク協会代表理事
フリートークアドバイザーの“TURKEY”です

こんにちは!
僕のブログに来ていただき
本当にありがとうございます!

『チ。』

今日8巻を読みまして
最近ハマった漫画が完結しました

あなたに美学はあるか?

すべてはこの言葉から始まりました

『命を捨てても
    曲げられない信念があるか?
    世界を敵に回しても
    貫きたい美学はあるか?』


やけにこの言葉が響きまして
連載ではなく単行本を読み漁り
毎回胸を熱くしていたように思います

地動説が異端扱いされ
天動説が当たり前だった時代
誰もが「疑う」ことを許されず
「少数意見を信じる」と殺される
少数意見を弾圧することが正義で
「当たり前を疑う」ことが犯罪となる

この『チ。』という漫画
あくまで僕の解釈ですが

「正義の矛盾」

これがテーマだと感じます

疑うこと
信じること

僕らはどちらも出来ます
そしてその狭間で悩みます
人と論議を交わします

矛盾や相反すること
同じ机上で論じられること
「悪」のように言われています

『チ。』を読んでいると
決してそういう解釈ではなく
常にワンセットのものという
新しい概念が生まれてきます

矛盾は「悪」のように言われる
けれど世の中って矛盾だらけです
もはや違和感を持たない矛盾もある

「お金を貸し借りしてはいけない」

子どもの頃は大抵そう教えられる
けれど銀行は貸し借りがビジネス
大抵の人は家をお金を借りて購入
ありふれてるけど矛盾だらけです

なのに人は矛盾を許そうとしない
話が食い違ったりすると血相変えて
「話が矛盾してるやないかい!」
そう激怒することもしばしばですね

矛盾は「悪」という概念
これを捨てるというのはどうですか?
「矛盾を受け入れる」というか
「矛盾はあって当然」と捉えておく

でもこういう相反するもの
いわゆる矛盾していることやもの
僕が常日頃から言っている表裏一体
つまるところこういうことなんです

人間は昔からこの矛盾の中で生きてきた
にも関わらず「正当ではない」と激怒し
矛盾を受け入れようとしないこともある
これこそがそもそも矛盾しているのです

つまり「矛盾こそが正義」とも言えます

自分の中に生じる矛盾だけではなく
世の中に存在する矛盾(相反するもの)
日本の政治で言えば与党と野党みたいな
目的は同じなのに手段が違うものも同じ

つまり我々人間をさらに俯瞰すると
世の中にも矛盾がまかり通っている
『チ。』のように天動説と地動説
こういう学問的なことでなくていい

そういう「矛盾という現象」も含め
それが「今という時代」なのだと
物語の中で新しい概念をもらいました
こういうセリフがあったんです

「今、たまたまここに生きた全員は
    たとえ殺し合うほど憎んでも
    同じ時代を作った仲間な気がする」

こんな事は考えたことなかった
思想や主義主張などが異なっても
「同じ時代を生きる仲間」なんだと
殺し合うほど憎んでも「仲間」だと

ここで「仲間」の概念も変わりますね
「同じ意見を持ち共感し合う者の集まり」
恐らく仲間の概念はこういう感じでしょう

でもね
ここに敢えて自分から
矛盾を興してみるのです

「本当にそれが仲間なのか?」
「共感し合うだけが仲間なのか?」

途端に自分の当たり前が揺らぎます
自分当たり前が当たり前でなくなる
そうなるとあなたは立派な異端児です
今までの定説を覆す程の異説を唱える者

カントはこの思考を…

「コペルニクス的転回」

こう言っています

カント「純粋理性批判」

「チ。」に出て来るんです
「コペルニクス」という名前が
でも登場人物としては出てこない
8巻の一番最後の言葉がこの名前です

そうきたか!と

色んな知識や情報など
それぞれが点在していたのが
線で繋がれていくことで
違ったものに見え始めてきた

まさに「?」と「!」も
ワンセットのものだと思います
「!」の前には「?」があります

当たり前を「?」と懐疑的に捉え
自らが探求することで「!」に変える
世の中すべて「!」と納得ばかりじゃない
「?」という疑念や違和感ばかりですよね

なのに「矛盾を許さない」なんて言うのは
それこそが「矛盾」の発端なんですよね
なので冒頭「正義の矛盾」と言ったのです
矛盾は決して「悪」なんかではないこと

矛盾があるから探求が出来る
疑問があるから解決しようとする
つまり我々の行動や経験はすべて
この「矛盾」がベースになっている

とも考えられないですか?

『チ。』を読み終えた今
様々な矛盾を受け入れ正当化する
今までにない斬新な思考を手に入れた
そんな気がしてなりません

正義の矛盾

これこそが僕達が前に進む
原動力にもなりそうな気がします
矛盾を受け入れずに違和感だけで留まる
これでは決して成長は見込めませんから

『チ。』を読み終えて
何となく感じたことです

今日も読んでいただき
本当にありがとうございます
また明日!!

それでも地球は廻ってる。


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