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SNSでバズっている「〇〇フリー」とは?|vol.137


こんにちは!
Jニュース担当の立原です。

 本日はヘルスケア商品のネクストトレンドとなっている、
【成分買い】についてお届けいたします。

■キーワードは「〇〇フリー」

2020年のコロナ禍以降、大勢がマスク生活を送り
肌荒れへの悩みを抱えたことから、肌荒れの鎮静効果が人気の
韓国発「CICA」が大ヒットしたことを覚えていますか?

これをキッカケに「成分」への注目が一気に高まり始め、
2024年下半期には「成分買い」が美容トレンドとなっています。

アットコスメが実施したユーザーアンケートでも、
スキンケアについて、ここ半年間の意識や行動の「変化」として
「成分を意識して化粧品を選ぶことが増えた」と回答している人が
全体の43.1%に及び、注目度の高さがうかがえます。

※参考:@cosmeベストコスメアワード2024下半期トレンド予測
https://www.istyle.co.jp/news/press/2024/06/0606-tr.html

さらに近頃は、美容感度が高い人を中心に
あえて特定の成分が入っていない、〇〇フリーな商品が選ばれ、
SNSでは「〇〇フリーなコスメ」を紹介してバズる投稿が散見されています。

特に日焼け止めなど、日常で頻繁に利用するアイテムは
肌のことを考えたこだわりのある商品に話題が集まりやすくなっています。

日焼け止め本来の役割である、紫外線のカット機能だけではなく、
保湿力や低刺激・刺激性成分フリーといった効能が
商品購入の決め手の一つとなるようです。

このように、成分を見て自分の肌に合う商品を選択する、
リテラシーの高い消費者が増えていることから
販売者はそれに合わせて商品の打ち出し方を進化させねばなりません。

※参考:日用品化粧品新聞
https://www.hpc-news.co.jp/media/column/

■成分表示が選択の大きな根拠に

またナリス化粧品の意識調査によると、スキンケア商品を選ぶ際に
配合成分が影響する人は約9割、
自分に合う成分を把握している人は約7割という結果で
全体的に成分表示への関心の高さがうかがえます。

特に成分表示に興味がある人ほど、商品選択への影響が大きいようです。

※参考:化粧品を購入する際の表示内容に関する意識調査(株式会社ナリス化粧品)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000351.000025614.html

また2024年下半期に最も注目しているスキンケア成分に関する
Sheerの調査レポートでは、レチノールとの回答が多く、
特に20代と50代以上で人気が高い結果となりました。

年齢層に差があるものの、乾燥による小じわや
毛穴に対する効果が期待されているようです。

次に多いビタミンCは、特に30代と40代に支持され
美白やシミ対策に注目が集まる結果となりました。

以上より成分表示を確認する人は、特定の年齢層に多いわけではなく
美容への関心度が関係していることが予想できます。

※参考:株式会社Sheer調査レポート https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000107.000122153.html

実際に成分表示への注目を売上に繋げた例として
「SHISEIDO エッセンス スキングロウ ファンデーション」があります。

メイクよりも「スキンケアにこそ、時間やお金を費やしたい」
という消費者傾向により「ファンデ離れ」が進む中、
8カ月間の累計出荷数が約50万個という、異例の売上となっています。

成功理由として資生堂は、ファンデーションとしてでなく
美容液機能を軸としたことを挙げています。
「美容液にファンデーション成分を配合する」ことで
消費者のスキンケア需要を押さえることが可能となりました。

さらに「さようなら、ファンデーション。」と謳い、
最早、ファンデから遠ざかったスキンケア重視派からの
共感を得るといった、謂わば逆張りのプロモーションも実施されています。

※参考:「日経トレンディ」Pick Up! https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/18/00589/00146/

ここまで化粧品の成分表示についての情報を共有しましたが
健康食品でも成分表示は重要なポイントです。

昨今の安全面に対する危機感は勿論ですが、
トレンドであるタイパを意識する人が、効率を重視し
パッと摂取できるサプリメントを好むといった傾向も聞かれます。

■ECヒット商品へのロードマップとは

今回は下半期注目ワードである「成分買い」についてお届けいたしました!

SNSで「〇〇フリー」がトレンドとなったように
最近はSNSを情報収集として閲覧する、見る専だけでなく
好みが合う人の共感を得るために投稿する人も増えています。

消費者ニーズを押さえたプロモーションこそが、
ファン育成・ヒット商品作成に繋がっていく近道です。

そこで次回セミナーでは消費者ニーズに沿った販売トレンド、
販売商材ごとに必要な事業成長のステップや
勝ちパターン、などもまるっとご紹介いたします。

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