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読んでみた:夏への扉

評価:★★★★★

本の概要

ぼくが飼っている猫のピートは、冬になると“夏への扉”を探しはじめる。家にたくさんあるドアのどれかが夏に通じていると信じているからだ。そしてぼくもまた、ピートと同じように“夏への扉”を探していた。最愛の恋人と親友に裏切られ、仕事を失い、生命から二番目に大切な発明さえも奪われてしまったぼくの心が、真冬の空のように凍てついてしまったからだ。失意の日々を送っているぼくにも、ピートが信じる“夏への扉”は見つかるのだろうか。

未来は、ぜったいに過去よりよいものになる――
それぞれの”夏への扉”を探して現代を生きる人々へ、新しい翻訳で贈るハインラインの希望に満ちあふれたメッセージ。
新しい時代の『夏への扉』がここに登場。

読書感

岡田斗司夫のYouTubeで紹介されていて気になり読みたかった本。子供の頃はSFが面白いと感じてよく読んでいたのに大人になって読まなくなっていた。
出鱈目な空想物じゃなくて、科学的、論理的に納得感のあるSFが好きだった頃を思い出した。
最近はタイムリープ物が多くあるけど60年代にこの発想はすごいと思う。2000年の未来予想に答えあわせしてしまいそうになる自分に気づき面白いと思った。
後半になるほど前の内容を再確認してしまう。
本の中で読者もタイムリープを追体験しているこの感じは面白く古さを感じない。

SF好きなら、興味が無くても、是非読んでほしい一冊。

本が苦手な人でも下記のYouTube見ると気になるかも。

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