読書感:エッセンシャル思考 PART2
モノごとにフォーカスするエッセンシャル思考。
面白い内容だったので、私が付箋を貼ったところを共有しておきます。
PART1の続きです。
遊び - 内なる子供の声を聴く
英語の「school」は、ギリシャ語で「楽しみ」を意味する。しかし、現代の学校は、学びから楽しみを奪ってしまった。
あらゆる偉業は、想像力から生まれます。ところが、現在の教育システムは、まさにその想像力を奪い続けているのです。
小さな遊び心こそが、何よりも大切なのだ。遊びこそが創造性と探究心の源だ。
睡眠 - 一時間の眠りが数時間分の成果を生む
私達の最大の資産は、自分自身だ。
自分への投資を怠り、心と体をないがしろにすると、価値を生み出すための元手がなくなってしまう。自分という資産を守らずに、優秀な人達がどんどん自分を壊している。
その最大の原因は、睡眠不足である。
選抜 - 最も厳しい基準で決める
絶対にイエスだと言い切れないなら、それはすなわちノーである。
どうでもいいことを捨てられずにいると、本当に重要なことをする余裕がなくなってしまう。
90点ルールの優れた点は、瑣末な選択肢を容赦なく切り捨てられるところだ。厳しすぎるルールに思えるかもしれないが、妥協すれば自分が損をするだけだ。
「これをまだ持っていなかったら、今からお金を出して買うだろうか?」
買うと言い切れないなら、それは必要ではない。
目標 - 最終形を明確にする
人と国を滅ぼすのは、作業としての仕事である。すなわち、自分の主目的を離れ、あちらこちらに手を出すことである。
本質目標について理解するための近道は、それが「何でないか」を知ることだ。
シンプルで、具体的で、魅力的で、測定可能な目標は、誰もが明確に理解でき、方向性を間違えることなく行動できる。それさえ理解しておけば、誰かの言いなりになることもない。
会社やチームや個人に必要なのは、具体的で魅力的、意味があって覚えやすい本質目標だ。
拒否 - 断固として上手に断る
生産性とは他人の仕事を助けることではありません。天から与えられた才能を最大限に活かすべく、持てる時間のすべてをそこに費やすことなのです。
ここでイエスと言ったら、自分は何を失うのだろうか。
そのトレードオフに目を向ければ、中途半端なイエスは言えなくなる。
機会コストを忘れてはならない。「もしこれを選んだら、別のもっと価値あることができなくなる」ということだ。我々に必要なのは、もっとゆっくりイエスを言い、もっと素早くノーを言うことだ。
キャンセル ー 過去の損失を切り捨てる
サンクコスト(埋没費用)バイアス
すでにお金や時間を支払ってしまったという理由だけで、損な取引に手を出し続ける心理的傾向のこと。「ここでやめると今までの投資が無駄になる」と思うあまり、望みのない投資を重ねてしまう。現状維持バイアス
いつもやっているからという理由でそれをやめられない傾向。当たり前にそこにあるものを、人は無条件に受け入れがち。
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