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インターン体験記

JFCネットワークでインターンとして活動した2か月間はとても充実したものでした。

オンライン英会話でフィリピンの方々にはいつもお世話になっていましたが、JFC(Japanese-Filipino Children)の存在やその子どもたちの支援をしている団体がいることについてはあまり知識がなかったため、インターン活動を通じて様々なことを知ることができました。

インターン活動は、裁判やその他手続きで必要な書類の翻訳作業や、イベントの広報活動、JFCネットワークの活動紹介まで多岐に渡っていました。はじめは、慣れない作業に戸惑うこともありましたが、丁寧に指導していただきました。さらに、JFCネットワークの事務所はとてもアットホームな空間で事務所の皆さんにも暖かく迎い入れていただきました。休憩中にはJFCネットワークでの活動など、貴重な話をたくさん聞くことができました。


インターン最終日にはスタッフと一緒にカレーを食べました

特に翻訳作業においては、重要な書類であるため注意深くかつ丁寧に取り組む必要がありました。手続きに必要な書類には父親と母親の出会いからはじまり2人の間に子どもが生まれるところも含めその後まで詳細に記されているものもありました。その中で、翻訳する書類に記された事の背景や子どもたち、そして親の思いを読んでいくうちに、この思いをしっかりと届けたいし、届けるべきだと思いました。もちろんつらいことも多くあったとは思いますが、それだけではなく、幸せな時間があったことも事実であり、複雑な気持ちにもなりました。

現在の日本の法律では、日本にルーツをもつ子どもの認知や日本国籍の取得のハードルはまだまだ高い状態です。これらの問題は多くの人に知られていないだけでなく、たくさんの支援も必要としているということも知りました。こういったJFCネットワークの活動の認知度が高まる工夫をしていくことも、JFCの存在を多くの人に知ってもらうためには必要であるということもインターン活動を通じて実感することができました。そして、JFCネットワークが法律という壁と向き合い続けながらも、日本やフィリピンにいるJFCの子どもたちの支援を様々な形で行っている姿はとても印象に残っています。

インターン活動中には、日本と海外にルーツをもつ方を題材にしたドキュメンタリー映画「パドレ・プロジェクト/父の影を追って」も観に行きました。グローバル化が進む現代では、フィリピンの方のみならず、様々な場面で他の国と方と関わりを持つ機会が増えています。今後もJFCの抱えているような課題は増え続けていくかもしれません。その中で、難しい課題であるとは思いますが、どのように私たちが向き合っていくのかも考えていく必要性を感じました。

短い期間ではありましたが、JFCの子どもたちを取り巻く環境を知るだけでなく、そういった子どもたちの支援を行うJFCネットワークの活動に参加することができ、とても感謝しています。そして、多くの人にJFCの子どもたちについても知っていってもらえたら良いなと思います。

ありがとうございました!

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