見出し画像

真空管ラジオをレストアしてみている。 1台目 (3)マジックアイが点灯しない

回路図には、マジックアイ(6Z-E1)のヒーター配線が書かれていませんが、実際にはパイロットランプと並列に接続されています。
まず、点かなかった大きな理由は、ヒーターの電圧が低すぎて球があたたまらないからということで、これはトランスを巻きなおしたので、適切な電圧が供給されるようになり、クリアしました。
実際にソケットにマジックアイをもどし、ラジオをオンにしたところ、下記のように点灯しました。

6Z-E1: 左が同調時、右が離調時
6Z-E1の接続図

マジックアイの寿命は他の真空管に比べ短いようで、どんどん実用になる球がなくなって行きますので、高値で取引されているようです。
しかし、この丸型ではなく、下記のようなタイプのものはまだ中国では生産されているらしく新品で入手することが可能です。
表示方法も違いますし、ピンの形状も違いますので、差し替えはできませんが、信号レベルを蛍光管表示したい場合の選択肢の一つになります。

6E2: 数百円で入手可能

ついでに、パーロットランプも交換したのですが、もともと使われているランプは、E10ソケットで6.3V0.2Aの物なのですが、いろいろ探してみましたが同じ規格のランプは見つけられず、入手できたのは、E10ソケットの6.3V0.15Aの物でした。
下の写真で左が新しい0.15A、右が元から付いている0.2Aもランプですが、若干暗くなりますが明るさに大きな差はなく、代替可能と判断しました。

スピンオフの記事として、電球にまつわる記事も書いてみましたので、ご覧ください。



左が交換後(6.3V 0.15A)のパイロットランプ



<次の記事>

<前の記事>


いいなと思ったら応援しよう!