真空管ラジオをレストアしてみている。 1台目 (1) 電源周辺 その3
最後の0.5Φ57Tを巻き終えて、EIコアを外した通りに元通りに組み合わせ、外枠を取り付けます。そしてワニスを塗布しました。
普通の絶縁トランスの場合は、どっぷりワニスに浸けて、含侵させたりしますが、もともとのとらんすも巻きほぐした感じから含侵はされていませんでしたので、主要部分に塗布して固めるに留めました。オートトランスでは、1次と2次の絶縁もありませんので、この程度で良さそうです。EIコアを取り付けたばかりの状態ではぶわっと広がっている感じで、外枠には収まりませんでしたので、クランプで四隅を締め上げてワニスを塗り、固めてから外枠を取り付けました。
いよいよ電源につないでみます。当然ですが、EIコアをつけない状態で電源を繋ぐとインダクタンスが低く、トランスに大きな電流が流れ焼けてしまいますので、やめましょう。
無負荷電圧は下記のようになりました。黒と緑の間の電圧が高めですが、実際に負荷(パイロットランプとマジックアイのヒーター)を繋いで既定の電圧(6.3V)になるか確認し、必要に応じて対策を検討します。
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