ルビー 色見本
ルビーの本当の色を把握している人は少ないと言えます。宝石の写真や画像を検索したとき、ジュエリーショップでルビーを見たときには、真っ赤な色合いであったと記憶している人が多いはずです。
天然無処理の真っ赤なルビーが存在しないわけではありませんが、希少性が高くほとんど産出されません。広く流通しているものは見た目を重視した処理を行うことで、意図的に赤みがプラスされています。
ルビーの本当のカラーを知りたいのであれば、色見本が便利です。円熟した紫みの赤と表現されていることから分かるように、実はほんの少し紫がかった赤色をしています。
多くは無処理の状態だと真っ赤ではありませんが、透き通る葡萄ゼリーのような美しい色合いです。色見本で表現されている色が本当のカラーに近く、色見本をクリアにしたものが本物の宝石とそっくりだと言えるでしょう。ルビーは赤という認識になってしまっている人もいるはずですが、実はそんなことはありません。
お店などで発見したときに赤いほうが良いと思えるかもしれませんが、色見本のような紫がかったものは無処理の証の可能性が高いです。この宝石への理解を深めたいのであれば、まずは色見本をしっかりと見て本当のカラーを知っておきましょう。