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今年の目標と広島④ド素人が語る、はじめての美術館の歩き方

福岡の片田舎で製造業リーマンやってます。よへいです!

自分の感情に正直に生きるべく、今年は行動の年にしようと誓いました!

そして、今年の目標の1つ「ビールスタンド重富さんのビールを飲みに行く」を達成するため、先週土曜日、家族を置いて単身広島へと向かいました!笑 

ビールスタンド重富さんのことは後日書かせていただきたいと思いますが、道中にいくつかの初体験があったので、その辺を書きたいと思います。

尚、今週の記事はこちらです↓

一応連載なので、①から読んでいただけると話が繋がると思います。

どうせ広島行くなら、もう一個目標達成してやろうと企み、ひろしま美術館に行ってきました。

よへい、37歳にして初美術館です。

これまでなかった美術への関心ですが、AIの台頭により、自分なりの感性磨きが必要になると考えました。

多くのnoter様の猿真似ですが、人生何事も経験。

ということで、初美術館をどう歩いたか、昨日に引き続き書きたいと思います。


▢モーリス・ユトリロ「シャラント県アングレム サン=ピエール大聖堂」

こちらの絵は上に行くほど広がりがあるように見える。

え?みえない?

よーと見てください。ほら、広がってるでしょ?笑

目の錯覚かもしれないが、わざとそう描いているようだ。

人物がこれほど小さいのであれば、建物は相当でかいはず。

下から見上げたときの壮大なイメージを、絵にのせたのではないかと思う。

規則正しく描くというよりは、イメージを伝えることに重点を置いた作品のように見えた。

きっと作者は絵を下から覗きながら、大きく見えるように描いたはずだ。きっとそうだ。下から覗けばより大きく見えるかもしれない!思わずよへいはこの絵を下から覗いてみた。首をかしげて、下から絵を眺めた。そうとうな変質者だ。笑 

結果はなにも変わらなかった!笑 でも絵というのはこうやって楽しむものだと思った。

▢ラウル・デュフィ「エプソム、ダービーの行進」

後で調べたのですが、エプソム競馬場というのは、イギリスにあるダービーの開催場として知られる“競馬の聖地”だそう。

この絵を眺めていて気付いたのは、雑に描かれた向こう側の群衆と、はっきりと描かれた手前の人々

馬主なのか、貴族なのか。

よくわからんけど、この絵はなにを意味するのだろうか?

イギリスと言えば階級社会。それを批判する意味なのだろうか?ただ単に盛り上がりを表現したかったのか?

作者はこの景色を貴族側から見たのだろうか?それとも群衆から見たのだろうか?

調べたがよくわからなかった。

ただ、絵の中の対比に気づくことができた。

群衆と貴族。

対比を描くことで、より見るものの心を引き付けることができるのだろう。そんなことを感じながら眺めていた。


▢ウジェーヌ・ブーダン「ボルドー風景」

1874年ボルドー。

ボルドーといえば、そう、ワインですよね!右下に描かれている樽は、ワイン樽でしょうか?

それにしても多くの船です。きっとボルドーはワイン貿易が盛んだったと想像ができます。

これは後で調べた話ですが、石灰質で地下水が飲用に適さない中央ヨーロッパでは、井水のかわりにぶどうの樹を植え、その果実を絞ってワインに醸し、飲料水を確保したらしい。「ワインは水代わり」といわれる所以のようだ。

そして、ボルドーはビスケー湾へ繋がる河の麓。
地方のワインを海外へ運ぶ、貿易の拠点となった。

つまり、地方から集められたさまざまなワインを、積み出し都市ボルドーの名をとって「ボルドーワイン」が有名になったそうです。

おそらくこの街は、かつて富とお酒がある豊かな街だったんじゃないかな。その栄華を収めたのが、この1枚なんじゃないかなと思う。

▢カミーユ・ピサロ「ポン=ヌフ」

ときは1902年フランス、パリ。

ポン=ヌフというのは、フランスの首都パリのセーヌ川かかるパリ最古の橋。

セーヌ川の中洲にかかる2本の橋を合わせて、ポン=ヌフと呼ぶらしい。

こちらの絵はとにかく美しかった。

写真だと分かりづらいが、橋桁の岩の質感、さりげない人々や馬車の動き、建物の奥行き感など、写真では全く伝わらないが、すごく繊細に描かれている。

すごく見ごたえのある一枚だ。

▢アルベール・マルケ「ポン=ヌフとサマリテーヌ」

ときは1940年フランス・パリ。

ポン=ヌフというのは、フランスの首都パリのセーヌ川かかるパリ最古の橋。

あれ?あれ?これさっきも見らんかったっけ?

そうです、カミーユ・ピサロ「ポン=ヌフ」と同じ「ポン=ヌフ」なのです。

美術館では離れた場所に展示してあり、直接比較して見ることはできません。ですので、同じ風景画と気づいたときは、思わず舞い戻って見てしまいました。

よくよく見返すと、こちらのアルベール・マルケの絵では車が走っている

1902年から1940年の38年の間に、馬車社会から車社会に変貌したのだろう。

調べてみたが、1900年初頭に自動車が大衆化されたという記述は見つからなかった。

だが、絵からはそれをうかがい知ることができる。時代が収められているのが絵画の素晴らしいところだと思った。

▢まとめ

「ド素人が語る、はじめての美術館の歩き方」は、いかがでしたでしょうか?

当時の時代背景を知っていればもっと楽しめただろうなという気がします。

ただ、「習うより慣れろ」「百聞は一見にしかず」じゃないですけど、とにかく現物を見たほうが感じるものは大きいと思います。

よへいのスタイルとしては、見る→考える→調べるの流れのほうが向いている気がするので、まずは行動のスタイルで行きたいと思います。

ということで、最後までお読みいただきありがとうございました!もっと語りたかったのですが、美術館の話は今日で終わりにしたいと思います!

明日は、初原爆ドームの話をしたいと思いますで、ぜひまた遊びにいらしてください!

今日の記事でなにか感じたものがあれば、ぜひ気軽にコメントくださると嬉しいです!よろしくお願います!

それではまた明日お会いしましょう!

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よへい
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