誰にも愛されていないと思える夜に
眠る。悲しむ。食べる。休む……など、25の動詞について、「生きていくうえで、かけがえのないこと」をテーマに書いたエッセイをまとめたのが本書『生きていくうえで、かけがえのないこと』です。
著者の吉村萬壱さんは『ハリガネムシ』(芥川賞受賞)や、『流卵』などで知られる小説家さんで、エッセイ集を出されたのはこれがはじめて。作品はまだ拝読したことはなかったのですが、タイトルに惹かれて読みはじめました。
本書にはいわゆる「人生の指南書」にはない生き方のヒントや勇気づけられる言葉が沢山