【Ching-Oの日常】天才だってにんげんだもの。
深夜に「手塚治虫のクズエピソード」というスレを読んでいた。
手塚先生は気に入らない作品への攻撃がすさまじいが、決して作者の人格否定はしなかったので、嫌われなかったらしい。あの満面の笑みで、大友克洋に「このぐらいの絵は僕描けるんですよ」、初対面の水木しげるに「あまり線がきれいじゃないですね」、「天空の城ラピュタ」の試写会で「長いなぁ、ぼくならあと20分は切るなぁ」、とか大きい独り言を言ってたそうで。嫌なやつすぎて笑える。
他人の才能への嫉妬が半端なくて逆に好印象。
そういえば、晩年の手塚さんが、確かアニメ雑誌「ニュータイプ」で角川春樹と対談したなかで、最近のアニメはどうですか?たとえば「AKIRA」とか、と角川に聞かれて「出だしはよかったけど、クライマックスがねぇ。あぁいう観念的な世界に行ってしまうのはよくないですよ。」みたいな発言をしていたのをよく覚えています。この人「AKIRA」の面白さがわかんないんだなとガッカリした記憶があるんだけど、今ならわかる。悔しくてわざと誉めなかったんだ。
その対談では角川春樹が「神社で瞑想中に白い龍が…」みたいなことを話していた。今ならわかる。その頃からシャブやってたんだ。