【メダロットS】メダリーグのメタゲーム (2023年4月版)
概要
昔、noteでメダロットSのメダリーグにおけるメタゲームの記事を書きました。
ただ、この記事はデータが古く、加えて旧メダリーグ環境のものなので、最新版を上げないとよくないなあということで筆を取ることにしました。
前回と同様、ダイヤモンド帯~レジェンド帯の環境を元に作成しています。旧メダリーグ環境と違って、戦わなくても他の人の構築が見れるのはこういう記事を書くときに便利ですね。
過去記事との環境差異
メダリーグの仕様についてはひとまず置いておいて、ロボトルに直接関わる変更点だけ挙げておきます。具体的には、2021年に書いた記事から大きく変わった点を記載しておきます。
格闘ガードなどの「特定のスキルだけ防御する」というタイプのスキルでも、あらゆる攻撃を防ぐことができるようになった(2023年の変更)
乱撃に「攻撃回数分、ガード回数を減らす」という仕様が追加された(2023年の変更)
妨害クリアの防ぐ回数が2回から1回に減少した(2023年の変更)
戦車脚部がダメージを常時3割減少するようになった(2022年の変更)
ノーゲージメダチェンジでのガード機体の登場(ジャッカルなど)
過去の記事から環境は色々変わりました。幸いにして、「戦う前に相手のチーム構成や機体構築が確認出来る」というのが、新しいメダリーグ仕様の良い点です。相手の動きを把握しておけば、対策が出来て勝ち上がることが可能になります。
よく見るチーム構成と対策
以下はよく見かけるチーム構成となります。
大切なのは、「勝てそうにない」という相手とは戦わないことです。新仕様メダリーグでは全勝が大前提であるため、勝てると確信した勝負を行うようにしましょう。勿論、構築で勝っていても立ち回りで負けることは十分あります。相手の動きはちゃんと予測しましょう。
他に大切な点としては、自分のチームの行動順です。シルバー~ゴールド帯の間に、自分のチームがどの順番で行動するかをしっかり確認してください。これを怠ると、想定した行動が狂ってダイヤモンド帯で敗北しやすくなります。ロボトルは一手のミスが即敗北に繋がるので、確認出来ることは早いうちに確認したほうが良いです。
ポイントを稼ぎたいなら、わざとリーダーではない機体を狙いましょう。急いで倒すより、五体満足で全機機能停止させたほうがポイントは高くなりやすいです。
・ガード機体入り構成
ガード専門機体が居る構成です。乱撃の仕様変更によってやや弱体化を受けた向きのガードですが、油断していると簡単に負けます。ガードの処理に手間取って、相手の攻め手をまともに受けて負けるのがありがちなパターンです。場合によっては妨害クリア持ちも挟まってくるので、相手の構築をよく見て対策を考えないといけません。
構築としては、ガード専門1+攻撃役2だったり、ガード専門+回復補助役+攻撃役だったりします。場合によっては、ガード専門がジャッカルやパーティクルのようなメダチェンジ機体だったりします。攻撃役が多い場合はガード役は時間稼ぎ、攻撃役が1体だけの場合は受けきって勝つプランが想定されます。
妨害クリアがなければ、フリーズを当てればなんとかなります。妨害クリア持ちがいる場合、スリップを当てるなりしましょう。ただ、基本的にガード役は時間稼ぎ用です。残りの二体が攻撃役の場合は頭パーツが最後まで戦える方を、攻撃役と補助役の組み合わせなら攻撃役を優先して叩きましょう。
メダフォース構成
ガード機体入り構成の亜種に近いです。ガード役1体に、残り2体の頭がフルチャージになっている構成が該当します。
この構成はガード役が時間を稼いでいる間に、残り2体がソニックショットや横一閃のような全体攻撃メダフォースを連続で叩き込んできます。油断していると、全ての機体のパーツが2つ持っていかれるので、かなり不利になります。また、パーツチューンナップによってフルチャージを2回使ってきたり、SRカスミのようなメダロッターアビリティによってメダフォースを連発してくるので、対応を負けると3~4手で敗北します。
このタイプはメダフォースでの殲滅に全てをかけているので、全機を停止させれば対処は容易です。また、運用上頭パーツの装甲が薄くなりやすいため、ワイドブレイクのようなパーツが刺さりやすくなっています。Hvパーツが無い機体の場合は、集中攻撃して落とすことを考えましょう。
ゲージを奪えば戦術は瓦解しますが、オーバーチャージなどを当てるよりも集中攻撃で撃破したほうが早くはあります。このあたりは、手持ちのパーツと相談してください。
ツジギリ構成
ロックマンエグゼコラボで登場したツジギリを軸にした構成です。以前はブルースの右腕しかなかったのですが、2023年4月現在で合計3つになりました。コラボ機体の復刻は期待薄だったのですが、七福神とピックアップ機体で来たので少しだけ組みやすくなりました。とんでもねえな…
ツジギリは条件さえ整えば一撃で機能停止まで持っていきます。そのため、多くはフラッシュと合わせた構成となっています。場合によってはスリップ持ちも。また、その高火力からガード機体と合わせる余裕もあります。一手で勝負が決まるため、事故が起きやすい相手と言えます。
幸い、ガードをすれば唯の弱攻撃なので、ガードが有効です。仕様変更でガードが弱体化傾向にあるにも関わらず、ガード機体入り構成が多いのは、大体こいつのせいです。また、ツジギリは相手が行動済みでなければダメージが出ないため、後手になりがちです。足止めをするなり、スリップで追い返すなり、ツジギリを使わせない立ち回りをしましょう。
ただ、ツジギリは1パーツあれば戦略として成立してしまうパーツです。ツジギリ持ちは基本的にツジギリを振ってくる可能性が高いですが、相手の構築をしっかりみて、行動を予測するのが大切です。本当になんなの…ヤバそうなら対戦するのは避けましょう。
完全支援機入り構成
多くは回復専門機体が居る構成です。しかし、最近では腕によるディスターバンスが増えたため、動きが多様化しています。機体によってはトラップバスター持ちの脚部を採用しているため、ディスターバンスをディスターバンスで潰すという状況も起こりえます。
このタイプの構成の場合は、メダルのスキルレベル配分を見ましょう。基本的には、レベルの高い方の行動を初手に優先します。それを前提にして、立ち回りを考えるとよいでしょう。具体的に言えば、ディスターバンスと妨害クリアがあるなら、治す99なら妨害クリア、仕掛ける99ならディスターバンスが初手に来るだろうなというものです。
この構築は支援機体よりも、横にいる2体の方が重要です。両方とも攻撃役なら危険な方を集中攻撃して機能停止させたいですし、ガード役ならデストロイやスリップを当てられるようにしましょう。機体単体の動きよりも、チーム全体で何をするかを予測するのが大切です。
症状構成
行動不能系の症状を当ててくるタイプです。これは稼働初期から居るのですが、妨害クリアが弱体化を受けたことで相対的に強化されました。フリーズだけでなく、トルネード+アンチエアのような高火力型や、バグなどのスーパーアーマーを無視する構築もあります。
弱体化を受けたとはいえ、妨害クリアが有効なのには変わりありません。あとは相手の症状パーツ搭載数によります。全員が積んでいるなら症状をばらまいてくるでしょうし、1体だけなら時間稼ぎ要員に近い運用をされます。前者ならこちらも停止症状を当てたり、集中攻撃をして頭数を減らすのが無難でしょう。後者の場合、時間稼ぎをした場合はどの機体が危険かを予想して、危険な機体を先に狙うのが良いです。
フルアタ構成
猪武者と侮るなかれ、小細工がないので逆に対応がし難い構成です。構成によっては全員が危険機体になるため、対応に難儀します。先手を打ってフリーズを当てられたら御しやすいのですが、毎回それが通るとは限りません。また、クロスショックのような高火力乱撃が存在するため、ガードを置いておけば安泰というわけでもないです。
戦う事になった場合は、相手の構築をよく見て対策しましょう。先手がとれそうならフリーズを当てればやりやすいですし、ジャッカルのようなノーゲージメダチェンジガードが出来る機体があれば受けやすくなります。事故が起こりやすいので、個人的には避ける相手ですが…どうしても戦う場合は、先手をとれるかどうか、自分ならどのパーツを使わせるかを検討材料にして戦いましょう。
最低限の補助を積んだ攻撃構成
ディスターバンスや妨害クリアを、攻撃役のサブプランとして付けるタイプです。完全ガードを付けたタイプもあったりします。数は少ないですが、アドルフィンの頭パーツであるステアーを搭載するパターンもあります。
このタイプの難点は行動予測がし難いことで、たいていサブプラン用パーツのスキルレベルは51です。最速ではないものの、パーツ自体の充填値の高さでこちらの先手を取ってくる可能性は十分ある…という塩梅です。これは今に限ったことではありませんが、どの程度ケアをするかで戦い方が分かれます。
この手の相手には、相手のサブプランが先に入った場合を前提に立ち回ると良いです。少なくとも、裏目を引く可能性は低くなります。また、サブプランをスカせるチームで相手にするのもよいでしょう。例えば、妨害クリアがあるなら症状を使わずに攻撃力で勝負するチームを使うと良いです。といっても、たいていサブプランというのはメインプランを通しやすくするためのものなので…相手のチーム構成から動きを読み、その上で考えましょう。
それ以外の複雑なチーム構成
相手にするのはやめとけ。わからん殺しされやすい。相手の動きの予測が付くなら相手をしましょう。
おわりに
新仕様のメダリーグで良い点は、1戦ごとに相手を見て組み替えることが出来ることです。以前のメダリーグのように、尖った構成で割り切るか、誰が相手でも立ち回れる汎用構成のどちらかを選ぶ必要がなくなりました。
少々手間ではありますが、相手に合わせた構築を都度考えるのが大切です。調整が面倒な人は、ある程度汎用性がありつつ、組み替えやすいチーム構成を考えると良いでしょう。
それと大切なのは、無理に勝ち上がろうとしないことです。新仕様のメダリーグはどんなに頑張っても昇格出来ないことが必ずあるので、上がれないときは割り切りましょう。