パブロの意見「日本は安定してるから大学とか無料だと思ってた」‐エスパニョール選手寮生活日記㉓

今、２段ベッドの下に寝ているおんなじ部屋のパブロ君（エスパニョールB所属：19歳）。
この子はいい奴なんです。っていうか優しい。

なんか宿題見てくれたりするし、いろいろ話そうとする時に親身になって聞いてくれる。ナイスなやつ。

なぜだか知らないが、実は「柔道」をやってたらしい。しかもサンタンデール（だったはず）の大会でチャンピオンになったこともあるそうだ。

「なんで柔道好きなの？」ってきいたら、「好きだから」って言ってた（笑）

アカデミア

もちろん、今はサッカー選手である。
彼も「できればサッカーで生きていきたいけど、難しい」って言ってる。

基本的にはこの寮で生活しているのは、高校生以下の子ども達（U－18歳以下）が多いので、みんな午前中は学校に行く。でも、パブロはもう高校を卒業している。だから、みんなと一緒に学校は行かない。

じゃあ、何をしているのか？

いつもはアカデミア（日本で言うところの、まぁ専門学校というところか）に行ってると言う。

なんでも、フォトジャーナリストの勉強をしているそうだ。
あら、私と一緒ですね。

どっちにしても、みんなやっぱり将来の身の振り方っていうのは、常に考えている。

そりゃ、一流クラブでモノになるやつ、モノにならないやつを見てきたからだろう。

日本の学費の高さにびっくりする

でもアカデミアは、日本のように高額な学費がいるわけではありません。月400ユーロぐらい（当時68000円ぐらい）っていってた。そもそも、外国の大学とかは、けっこう安かったり、無料でっていうケースも多い。

逆に日本のように○百万円とかするって言うと、選手や語学学校で知り合った外国人はみんなビックリしていた。

「日本はリッチだし、国もしっかりしてるから大学とかは当然のように無料だと思ってた」

っていう反応が自然と帰ってきた。日本にいると普通なことも、海外から見ると意外だったり、イレギュラーなこともある。

やっぱり海外に出ると、視野というのは広がるものだ。

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