続・チェリーおばさん誕生日に折り紙プレゼント‐エスパニョール選手寮生活日記 ㉛

11月10日。お昼ごはんを食べていたら、見慣れないデザートが出てきた。

ちょっとシャレたチョコレート（３個組）。

なんだこりゃ？と思って聞いたら、
今日はチェリーおばさんの誕生日。
50歳だそうです。おめでとうーー。

寮の子達みんなにチョコレートあげていて、
「ご飯が終わった後にキス（ほっぺたチュー）をしにきなさい」ということらしい。

ちゃんとチューしにいった。でも、私は仁義を大切にする日本人。
それだけでは終われんだろう、ということで、お返ししないと！

お昼ごはんを食べた後、仕事に行く前にちょっとお店を見てみる。
古今東西、男にとって、女性へのプレゼントぐらい頭を悩ますもんは、他にない。
うーん。。。

アクセサリー・・・規模がでかすぎ
香水・・・シャレすぎ
エプロン・・・日本文化し過ぎ

スペイン人の50歳の陽気なおばちゃんに、何あげりゃいいんだ！？

まぁ、なんでもいいか・・・

ということで、ちょっとシャレたお店でアロマセット入手、ついでに「ハッピーバースディ」のちっちゃなオルゴール入手。

と、ここで、ナイスアイディアが！
何事においても”限度”を知らない、我が母親が、１ヶ月ほど前に５000円分ぐらい（！）送ってきた「折り紙」があった。
これだ！

さっそく日本人の女の子に「なんか折って！」って連絡。
（だって私ひとりで折っても、「飛行機」しか折れませんから。今となっては「鶴」もわからん）

夜に待ち合わせて折ってもらうことに。
おかげで、会社出るときにプレゼント置き忘れて取りに帰るわ、腕時計が一時間遅れてて待ち合わせてに遅刻するわで、なんだかめちゃくちゃ走り回った一日だった。

なんだかんだで、ようやく、
鶴５匹ぐらい、箱１ハコ、カエル１匹、飛行機１機、ボート１隻、コースター１つ、金魚１、カブト１・・・と作って、寮に帰る（よく金魚とか知ってたな…）。

当然喜んでくれた。
「最高に、ありがとう」と言ってました。
（「カブト」は説明するのがめんどくさいので、「日本のソンブレロ（とんがり帽子）だ」っていっときました）

これで日本人の印象UPですよ。
これからエスパニョールに引き抜かれる日本の子供達は、私に感謝してもらわないとね。

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