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コックピットの沢山あるスイッチは誰が操作するのか?

正面にも天井にもスイッチがびっしり

はじめに


コックピット には数えきれないくらいのスイッチがあります。正面、天井、機長と副操縦士の間の空間、そして座席から立たないと届かない場所にもあったりします。

今回は、
そのスイッチは誰が操作するのか?
というお話です。⁡

もし「誰が操作してもいい」のであったなら

飛行機が着陸前になり、「ギヤダウン」とコールしてタイヤ🛞を出すのですが…


そのレバーを機長と副操縦士が同時に操作しようとして

レバーの上で手が重なる✨

相手の手の温もりを感じる…

🥰「あ、お先にどうぞ」
😘「いや、君がどうぞ」

みたいなことをやっていたら嫌ですね


「左席 vs 右席」



コックピットののスイッチは3つのエリアに分類されています。
・👨‍✈️左席のパイロットが操作するスイッチ
・右席のパイロットが操作するスイッチ👩‍✈️
・どちらかが操作するスイッチ

基本的にパイロットは自分のエリアのスイッチを操作します。もし何か他の作業と重なってできないときには、相手にオーダーして頼みます。

しかし紛らわしいのは「どちらかが操作するスイッチ」です。

「どちらかが」というと大事なスイッチが配置されているとは考えにくいのですが、このエリアには重要なシステムがまとまっています。

例えば、
・着陸前にタイヤを出すスイッチ🛞(ランディングギア)
・フラップ(補助翼)を出すスイッチ(フラップレバー)
・エンジンの推力を調整するレバー

では、この「どちらかが操作するスイッチ」は誰が操作するのか?

「操縦パイロット VS サポートパイロット」

「どちらかが操作するスイッチ」にはやはり役割分担があります。それは次の2つに分かれます。

✈️👨‍✈️飛行機を操縦しているパイロットが操作するスイッチ

👨‍✈️🎙サポートしているパイロットが操作するスイッチ


さらにマニアックに突っ込むと
「操縦」っていつからが操縦なの?

答えは、飛行機が動き出した時からが操縦だと思ってください。⁡地上走行もスイッチ操作の分担としては、操縦しているパイっロットと、サポートしているパイロットに分かれます。

具体的にどんなスイッチがあるかというと、

✈️👨‍✈️飛行機を操縦しているパイロットが操作するスイッチ

  • エンジン推力レバー(スラストレバー)

  • 自動操縦などのスイッチ

👨‍✈️🎙サポートしているパイロットが操作するスイッチ

  • 管制官との交信のための無線スイッチ

  • 地上スタッフへのメッセージ

  • ランディングギヤの操作

  • フラップの操作

このスイッチ操作の守備範囲というのは細かく決まっています。間違って相手の操作するスイッチを操作してしまうと、軽く2人が混乱します💦

ですからパイロットの訓練では、どこまでが自分の守備範囲なのかをしっかり把握できるようにするんですよ。

普段、トラブルのないフライトならそれほど問題ありませんが、エンジン火災🔥など、すぐに対応が必要な時でも、この守備範囲を超えて操作はできません。

ですからきっちり訓練されているのです。

まとめ

コックピットには沢山のスイッチがあります。しかしスイッチは操作する人が決まっています。

  • 左席 vs 右席

  • 操縦パイロット vs サポートパイロット

これはスイッチ操作の責任者が明確にするため、また緊急時に「誰がスイッチ操作するんだ〜〜」混乱が起こらないようにするためなんですよ。

noteでマニアックなネタ書くの初めてですが、instagramより書きやすい🎶
マニアネタ貯めていきますね🍀



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