訪日を欲するリアルな声とコロナ情勢の交差点
この3、4月でキャンセルになったゲストは約120人である。
昨年のことを考えると、8割以上は直前予約だったので、失われた潜在的ゲストは120人では効かない。JINのような小さな事業体ですら、この有様なので規模の大きな所の被害はもっと甚大だろう。
Just now I saw what you sent me. Thank you so much! I hope this note to find you and your family healthy and safe. It is so safe all that has happened over the past few weeks.
We were deeply disappointed that our travels had to be canceled. I will definitely follow you on YouTube and share these with friends of mine here as well. Thank you so much and many blessings! We will for sure plan our trip again once all of this is past and we will reach out to you to reschedule our experience with you. Thank you!
こちらは、3月のツアーをキャンセルしたアメリカ人ゲストからのメッセージ。
新型コロナウイルス感染症の影響で、キャンセルせざるを得なかったゲストに、お悔やみのメッセージと新しく始めた関西の桜などを紹介するYoutubeチャンネルを送ったので、その返信として届いたメッセージだ。
こういうのは素直に嬉しいし、訪日旅行の可能性を感じて、励みになる。
たとえコロナの嵐が吹き荒れようとも、日本の観光地としての魅力は色褪せないし、旅行者の訪日を希求する灯は消えない。
このようなリアルな声を大切にしていきたい。
しかし、一方でこのコロナショックはこれまでの世界の終焉と新たな世界の幕開けのように感じる。今、我々が目の当たりにしているのは新自由主義の終焉だという専門家もいる。そこまで大きなことはわからないが、少なくともこのコロナのトンネルを抜けた先にある観光業界は、これまでとは全く異なる様相となっているだろう。
「しばらくは、これまでのように気軽には旅ができない」とすると。
上記のメッセージをくれたような外国人の訪日旅行はどのような形で実現されるのであろうか。そのときにJINのサービスを使ってくれるのだろうか。
「訪日を欲するリアルな声」と「コロナ情勢がもたらす状況変化」の交差点はどこに帰着するのだろうか。願わくば、そこにJINはいたい。
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