料理は食べさせたい人を想像して
料理は難しい。
料理人ならわかると思うけど、料理のことをわかったなんて言える料理人はいないと思う。
地球上に存在する料理の数は果てしないし、それをすべて取りまとめるすべはきっとないと思う。
家の料理はいつも味は変わるもの。
そして星の数ほど料理はあって、家庭の数ほどレシピはある。
食べるという行為。
人は食べ物を食べて消化して、血や肉になれば生きて行けるもの。
究極のことをいってしまえば生きていくために必要な栄養素があれば良い。
しかしそれじゃあ発達し人間の欲求となった「食欲」の部分は満たされない。
「うまいものを色んな人に知ってもらいたい!」
そういう気持ちが世界中のいたるところで思う人がいて、みんなが知るような名前がつく料理のレシピは作られたんだと思う。
「こんなうまいものは絶対にあの人に食わせたい!」
きれいに彩られ、美味しく調理されたその一品は、目の前にいる自分の大切な人に食べてもらいたいという気持ちからレシピは生まれている。
そして記録された。
レシピ本には書いた人の食べてもらいたい人への思いが詰まっている。
今日もあの人のため。
自分のためだって良い。美味しくて笑顔になるものを提供しよう。
美味しいと言ってもらえたらそれが一番。
さあ今日も作ろう。
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