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“心を強くする”50のルール。

大坂なおみ選手の元コーチ、サーシャ・バイン氏の書著『心を強くする 「世界一のメンタル」50のルール』(サーシャ・バイン:著、高見浩:訳/飛鳥新社)をダ・ヴィンチニュースでレビューしました。

今年の7月上旬、大坂選手はテニスのウィンブルドン選手権で自身初の1回戦負けを喫しました。世界ランク1位の重圧から解放されたことで活躍を期待されていたさなかのできごとでした。

それから約1か月半近くたった全米オープンテニス開幕2日目、彼女は激闘を制して2回戦に進出。連覇に向けて白星発進しました。

苦戦する場面もありましたが、しっかりと勝利をもぎとった様子はとても落ち着いて見え、少し前の不安定な心理状態から脱却しつつあるように見えました。人の心は不思議なものです。

この本には、サーシャ元コーチが大坂選手の心を強くするために、日々のさまざまな場面で指導してきたことがことこまかに綴られています。

意外だったのは、どれもとてもシンプルかつ実践しやすいルールばかりだったことです。

繊細で傷つきやすく痛みやすい心は、行動を変え、認知を書き換えることで少しづつ、折れない強度を培うことができます。

詳細はレビューのほうでも触れましたが、“どうにかして少しでも自分の気持ちを強くもちたい”と願う人にとって、ヒントや支えになるフレーズが必ず見つかるのではないかと思われました。




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