肉よりも安くて食べ応えも抜群!膨らむシーフードカレーの正体。
先日カレーをたくさん作った。
冷蔵庫にあった具材をどんどん入れて、冷蔵庫の中を一掃したのだ。
そうそう。忘れてならないのはちくわだ。
私はたまにちくわをカレーに入れる。
きっかけは、是枝裕和監督の『海街ダイアリー』という映画だった。
物語に出てくる四姉妹の三女・千佳ちゃんが作るちくわカレー。両親が幼少時にいなくなった千佳ちゃんの、おばあちゃんの思い出の味として劇中に登場する。
最初はちくわなんて入れて美味しいのか?と半信半疑だったが、意外や意外、カレーに合う。
そしてちくわはお肉よりも安いし、膨らんで食べ応えがある。また、元々ちくわは魚が原料なので、広義でシーフードカレーとも言える。
私はちくわカレーを作っている時のちくわが見たくて作っている、みたいなところもある。たまらなくかわいいのだ。
最初は小さかったのに、どんどん汁を吸って膨らむ。一度たくさんちくわを入れすぎて、蓋が持ち上がるほど膨らんでしまい焦った。
もはやちくわがどれだけ膨らむか見たさにこのカレーを作っていると言っても過言ではない。そのためにわざわざ大きく切っているのだから。
食べてももちろん美味しい。ちくわが良い具合に野菜からの旨みを吸っているので、ジュワーっと口の中に広がってくる。
そしてあのちくわを噛んだ時の「きゅっ」とした感触もそのままだ。
映画・海街ダイアリーでは、他にもたくさんの美味しい料理が登場する。
しかし私の心に一番心に残ったのは、このちくわカレーだった。
どこにでもある食材で、簡単に作れる。それがいい。
鍋で膨らみ、お腹でも膨らむ。
なんだか心も満たされて、幸せな気持ちになる。
それって最高じゃないか?
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