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どうやら私は「落ち着いた50代」に見えるらしい

先日ある方から、

「zoéさんて…50代半ばよね?」

と尋ねられた。

私は「あぁ髪が結構白いからそう見えますよね?実は44歳です^_^」

と素直に答えた。

その方は「私はそういうこと見た目では判断しないのよ!」と前置きして、

「あまりに落ち着いているから50代かと思ったわ」

と仰ったのである。

まぁ40代も50代もさほど変わらないと思っているので、このやり取りで非常に面白いなーと思ったことが二つある。

  1. 世間では50代にもなると人は落ち着くと思われている

  2. 私の心の葛藤は外見からはわからない

1に関しては、周りに落ち着く気配のないアラフィフが割といたので、落ち着きがある人と年齢に相関関係はないと思っている。
若い人でも落ち着いている人は沢山いる。

2については、私の不安や焦りなどは全然表に表れないんだなぁと。これっていいことなのか損なことなのか…。

もともとハッタリかますタイプなので、そんなふうに見えるのかもしれない。けれど実際は、心臓が口から飛び出そうなくらい毎日不安で緊張している。

側からみて「この人不安が滲み出ているな」と思われるよりはいいのかもしれないが、私はそんなふうに見えないらしいので、自分から「もう限界です」と言わない限り誰も気がつかないことがある。

そして私の場合、

落ち着いているというよりボヤッとしている

が適切だと思う。

大概ボヤーーーーーッとしているので、それが逆に落ち着いて見えるのかもしれない。

50代は人生で一番楽しい時期なのではと思っているので、間違われても全然いいのだけど、なんだか新しい発見だった。

この年代の人はこう!この年代の人はこう!というアンコンシャス・バイアス(無意識の思い込み)が私たちが生活する上で沢山あるのだなぁと思う。

例えば私の亡くなった祖母はケンタッキーフライドチキンとビスケットが大好物だった。年寄りは脂っこいものを好まないなんていう思い込みは吹き飛び、いつも「ケンタッチ、食べたい」と祖母は言っていた。(ケンタッチって言うのが可愛い❤️)

そして50代にもなると大概の人間は落ち着いた人間になっているというのも無意識の思い込みだなぁと思う。人生100年時代、50なんてまだ半分だ。

私が落ち着いて見えるのは、40代だからでも50代だからでもなく、ボヤッとしているからそういうふうに見えるだけです(断言)

ところでちょっと気になったので「落ち着く」の意味を調べてみた。

1 移り動いていた物事が安定した状態になる。

㋐居所や職業が決まって、そこにとどまる。「新居に—・く」「やっと今の仕事に—・く」

㋑大きな変動のない、安定した状態になる。また、事件などが鎮まる。「病状が—・く」「騒ぎが—・く」

㋒心が安まる。「気持ちが—・く」

㋓流動的であったものに決着がつく。「結局、原案に—・く」

2 言動が、慌てず静かである。また、堂々としている。沈着である。「—・いた人」「—・いた話し方」「—・いて行動する」

3 その場にしっくりあてはまる。うまく調和する。「この上着とズボンとでは—・かない」

4 渋くて上品な感じがする。「—・いた色合い」

5 安心する。得心する。
weblio辞書より

なるほどなぁ!言葉ってこうして一つ一つ紐解いていくと実に面白い。

そして私はこの言葉の意味に照らし合わせれば、全然落ち着いていない40代である。








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zoé
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