〜乳がんDIARY⑨〜 癌になる前は 薬を飲むことさえ 抵抗がありまくった私が 抗がん剤を受けるなんて ほんと正直、 信じられなかった。 ただ、すがるしかなかった。 とにかく、 しこりが小さくなってくれたらと。。。 2cm程のしこりが1.6cmくらいになり 抗がん剤が効いてくれたみたいだ。。 素直に嬉しかった。 そのおかけで、 手術も部分切除になった。 もう、胸がなくなるかもと 乳がんが見つかったときは 頭をよぎった。。 全部取ったほうが、 再発リスクを抑えることは 出
〜乳がんDIARY⑧〜 2クール目の1回目に 初めてアレルギー反応の ようなモノが出た。 急にブルブル寒気がして 熱が一気に上がり 気持ち悪くなり 初めての感覚で 何が起きたのかよくわからなかった。 近くにいる看護師さんを呼ぶ事も 出来ない。 それと、忙しそうで 呼ぶのも悪いという 気持ちもあった。 様子がおかしい私を見て 気づいてくれた看護師さんが すぐ気づかずごめんなさいねーと 声をかけてくれて 私は涙が出てきた。 辛いのと、気持ち悪いのと 今まで必死に 耐えてきた
〜乳がんDIARY⑦〜 抗がん剤治療が始まる前に 薬から 子宮を守るために 生理を止める 注射をした。 配偶者もいない、 子供も絶対欲しいと思っていない 私はなんとなく 抗がん剤治療で 産めなくなっても しょうがないかとも思った。 年齢も年齢で産んだとしても 高齢出産をとうに迎えている。 ただ、先生は一応将来、 産むかもしれないので 生理を止めましょうといってくれた。 まだ そういうふうに考えてもらえるだけ、 私は女性として価値があるんだなぁと なんだかふと 思った。
〜乳がんDIARY⑥〜 抗がん剤治療が続き、 少し、体調が悪くなるタイミングや ルイティーンが 分かってきたところで 短期のバイトを初めてみた。 やっぱり これからどんどんかかる 治療費などに対しても 不安になるし 少しでも社会に出たほうが 気が紛れる気もした。 選んだバイトは 工場でただただ流れてくる 化粧品を箱に詰める仕事や ブランドバックの発送を ひたすらするなど、簡単なものを 選んだが まぁーつまらない(笑) 病人が働けるだけでも いいと思った方が良いのかもし
〜乳がんDIARY⑤〜 抗がん剤治療の前に いつもの美容室に行って 出来る限り短く切ってくださいと 伝えた。 抜けた時に 長いと掃除も大変だ。 ただ、毛量がかなり多い私は、 短く切るのを 美容師さんにだいたい止められる。 これから抗がん剤治療が始まるからと 美容師さんには なんだかまだ、その時言えなかった。 私自身、まだ実感がなかったのもある。 いつもどおりくらいの長さで 結局帰ってきた。 抗がん剤をしてからすぐ髪の毛は抜けずに 数週間後に抜けてきた。 まだかなぁーと、
〜乳がんDIARY④〜 ウィッグなども用意し、 これから始まる抗がん剤治療に不安を 抱えたまま、2019年の年末を迎えることになった。 年末は実家の青森に帰る事を決めていたので 気分はどんよりしたまま、ひとまず帰省した。 (ただ、このあとにコロナが蔓延するなんて 思ってもいなかったので、今思えば帰って良かったと思う。もう、しばらく帰れない状況になってしまったので。。。) いつもどおり、母の美味しい手料理を 食べて過していたが 心はどこか穴の空いた状態だ。 1
~乳がんDIARY③~ 癌と決まって、休む間もなく 次は治療の進め方を決めなくてはならない。 手術をして抗がん治療をするか、 先に抗がん剤治療をしてから手術をするか どちらのメリット・デメリットも先生に話してもらって どちらにするかは患者さん自身で決めてくださいとの事だった。 癌と聞いただけでも、精神的に参っている時に 淡々と物事は決めていかなくてはならないんだぁと 思いながら、癌の勉強などしたことがないし 知識だってままならない。 義姉が看護師なので相
〜乳がん DIARY②〜 前回の細胞診の結果を聞きに 病院へ。 癌みたいなのって 良性、悪性って両方あるって言うし ただのなんかしこりがたまたま できたんじゃない?って 思ったり。。。 いい答えであってほしいと 考えながら 待つ待合室。 呼ばれて 先生から、 やっぱり癌という結果が出ましたので すぐ、大きな病院で見てもらいましょうだった。。 もう、頭がなんだか大混乱の中 先生は淡々とどこの病院にしますか?と。 自分が癌になるなんて思ってもいない
〜乳がん DIARY①〜 2019年、12月。 いつも、通っているパン教室から帰ってきた日。 その日、パン教室の先生から 【胸のマッサージを教えてよー】なんて他愛も ない会話から 私も最近自分のマッサージしていないなぁと思い 家で自分の胸のマッサージをしていた時、 右の脇近くに なんだかとても固いしこりを感じた。 【えっ?】【こんなのいつからあった?】と 思ったのが、最初見つけた時の瞬間だった。 一気に怖くなり、すぐ近所の病院を調べて マンモグラフィ