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借金による感覚の麻痺
借金を重ねていると段々と借金に対する感覚が麻痺していきます。
返済に追われて貯金もできず、急な出費があると支払いが危うくなったことも1回や2回ではありません。クレジットカードで現金を使わずに何とか生活を送る自転車操業です。
返済日が近付いているのにお金を用意できていないと生命を脅かされた感覚になっていました。強い焦燥感と自分が社会から孤立したような絶望感が襲ってきました。
期日が近づくにつれて自己嫌悪に陥ったり過去を悔やんだり、時には今回借金を背負うことになった関係者を恨んだりしました。
返済の支払いに手持ちが足りない時はカードローン、キャッシングで凌いでいました。借金で借金を返す最悪のサイクルでした。
ただ、支払を無事に乗り切ると安堵と共にまるで借金なんてなかったかのような安堵感に包まれていたのを覚えています。
これが多重債務者が陥る思考なのだと思いました。ただでさえ自分にとって莫大な金額の借金をしているのに、さらに危険な状態になってしまいそうだと感じました。
もし、過去の自分が誰かにアドバイスを貰ったり止められたりしても、同じ道を歩んだと思っています。
だからこそ、私は自分で自分の失敗を認めてどうにか自力で返済したいと考えてました。
私はとある理由から債務整理を選びませんでした。
しかし、本当に苦しい方は無理をせずに債務整理の選択をしても良いと思っています。
多重債務になると借金に対するネガティヴな感情と返済への性急性が薄れます。
逆に、日々お金のことばかり考えているときは、生きた心地がせず感情が死んでいくのを感じました。
買うものが "必要" なのか "欲しい" なのか。もし、借金をしてでも買う場合はよく考えた方が良いと思います。
一度お金を借りることができてしまうと、その手軽さから自分のお金で支払っている感覚になってしまいます。
近いうちに記事にしますが、通常のサラリーマンやアルバイトでは元々手元にお金が残らないようになっています。
だからこそ私達は気を付けてお金を借りる必要があると常々思っています。