
「真空プール」執筆記録 part3
キャストオーディション
キャラクター
さてさて、初回の執筆サポートを終え、この物語の本筋を明確にできたことで、そのために必要なキャラクターを7人に絞って改稿し、キャストオーディションに挑みました。
2024年6月21日 、オーディションにもそっと見守りで須貝さんに立ち会っていただき、昼、夜の2チームに分けて3時間ずつのワークショップオーディションを実施。とてもとても素敵なキャストさん達にお会いできました。
「劇団フィータル」はまだまだ発展途上の劇団で、東京での本公演は初めてです。東京では去年リーディングの公演をやっているのみ。それでもオーディション情報をキャッチして、ご興味を持って参加いただいたことがとても嬉しく、ご応募いただいた皆様には足を向けて寝られません。ありがとうございます。
役者の力
ワークショップはシアターゲームから、エチュード、エピソードを絞ったフリートーク、実体験からチームで芝居を立ち上げる、今公演のテキスト読み、と盛りだくさんのラインナップでした。
キャストさんのいろんな面を引き出したいな、、、と考えていたら、いささかハイカロリーな時間になってしまいましたが、私はめちゃめちゃ楽しかったです。
役者さんって本当にすごいな、、、と改めて尊敬せざるを得ないお時間でした。
絞って、みる
必要なキャラクターが決まっていること、何をしたい作品なのかが明確にあることが何よりオーディションにおいて助けになりました。
「イメージにぴったりだ!」に限らず
「この役をこの人がやったら面白そう!」や
「この二人の掛け合い面白いな」といったアイデアが、キャストさんのお芝居によってとても浮かんで、またも改稿の余地が溢れました。
テーマとキャラクターの持つ役割が明確化していることで
「このキャラクターがこの悩みを持っていたら」というところまで具体的に想像することができ、オーディションの中でのリクエストや組み合わせを提示する根拠となりました。
目的が明確化している実感が持てたことで、余計な焦燥や脱線を防ぐことができ、最大限選考に集中することができたと思います。
演出助手の二人とともに、悩みに悩んでメインキャストを決定し、
いよいよ今回の公演を見据えた改稿が始まります。
次回、「戯曲的な効率の良さ」
お楽しみに!
2024年10月6日 14:30/18:30 北とぴあ ペガサスホール
チケット発売中!!
https://stage.corich.jp/stage/334913