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朝からの答を探す
今朝は早く目が覚めてしまった。
時計は5時40分。
外はまだ日の出前。
雲の多い天気のよう。
窓を開けるとひんやりとした空気が流れ込んでくる。
風もなく、動くものが何も見えない。全てが止まったような朝の空気の中に鳥の鳴き声だけが聞こえている。
6時を過ぎた瞬間、急に一瞬風が吹く。冷たい空気が窓枠に着いた手に触れて心地よい。
それが合図のように一斉に周り中の木や枝が動き始め、声だけ聞こえていた鳥の飛ぶ姿も目に入る。
陽が昇り始めているのだろう。切れ切れの雲の端からピンク色に染まり、風に流されてゆったり動いて形も色も変えていく。
ほんの少し見える空の青さも増してくる。
ねえ、私、これからどうしたらいい?
どこからも答えはない。
ただ刻々と変わり続ける姿を見せることで、「あるがままに任せれば大丈夫だ」と言っているのか、「なるようにしかならないよ」と言われているのか。
しばらく窓に背を向けてお茶を飲んでいたら、急に背中から強い光と熱いほどの熱が差し込んできた。
時計を見るとちょうど8時。雲の間かオレンジ色の太陽が顔を出した瞬間だったらしい。
写真を撮る間もなく、雲が光を弱めてしまう。
今日の天気は目まぐるしく変わるのかもしれないね。その中に私は何か答えを見つけられるのだろうか。