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42歳キャリアブレイク90日
そんなわけでキャリアブレイクというカッコいい名称を冠する無職になって約90日が経過した。年末でちょうどよいので、100日などの区切りではなくここで3か月纏めをしてしまうことにする。
【1か月目】
1.趣味の資格試験にいそしむ
ずっとやってみたいと思っていた試験があった。旅好きの端くれとして受験はしてみたかった「旅行業務取扱主任者試験(総合)」。とはいえ、メーカー勤務では使うこともないし、それより先にやることはあるし、ということで機会がなかったのだが、この時期にやろうかなと考え夏の間に試験申し込みをしておいた。
結果は、国内のみ合格、海外旅行実務は不合格。これで来年のみ国内旅行実務の試験が免除になるので、国内実務の、名前が似すぎてて意味がわからない国内航空割引運賃とか、これまた難しいJR料金計算をしなくて済む。ただし免除は1回だけだ。来年絶対に海外も受かってやる。
2.Youtubeに動画を投稿してみる
端的に言って失敗。何を言いたいのかわからないし、PPT説明スタイルがやり易そうだなと思っていたけれど、私の良さがまるで出ない。なので失敗。他のスタイルがよさそうだなと考えたこと自体が学びともいえる。
3.セルフ週報スタイルの採用+TogglTrackの活用再開
今週やったこととその感想や反省や次週への申し送りをExcelで書き始める。私は多分ほうっておくと怠けるので、せっかく17年にわたる会社員人生でありがたくも身に付いたり習慣になったことは捨てないように繋げていくことも意識にあり。でも今月は1の「資格試験の勉強」で活動時間のほとんどが埋まった。TogglTrackはとってもいいので、受験勉強とかしている人にはお勧め。
でも全体的には、ざ・辞めた人。という感じ。緩まり具合も含めて。勉強時間も言うほど長くないし、新しいことをそんなに沢山頑張っているでもない。やはりYoutubeに投稿してみようかどうしようか。。。と悩んでいる時間は結構あった。考えるだけ無駄だった。どうせ見られないんだから、さっさと作って出せばよかったのだ。
【2か月目】
1.やることの種類と量がめちゃくちゃ増えた
試験勉強をしなくなった私は友達の会社の手伝い以外にもできること(お金になること)を探す旅にでる。探すというと本当に無策のまま辞めたというのがありありと解ると思うが、本当に特にIT系でもクリエイター系でもないので、すぐ稼げる手段はない。だが、まだ金にはなっていないものの、なんとかなるかもしれない可能性の芽を2、3は持っているので、そのうちの2つについて何かを始めたという感じ。それに時間を使うことを腹決めしたり、使う道具やソフトを調達したりお金を払ったり、応募してみたりした。まだ成果はゼロだが今後につなげてゆく。
2.応募に慣れた
私には$を稼ぎたいという願望がある。$とは「お金」のことではなくて本当に「$という通貨を稼ぎたい」という願望。でその$をそのまま$が使える旅先で使えば、円という通貨を介さずにものを買ったりできる。それがしたい。
最近ちょっと流行っているUpworkを始めて、やらためったら応募した。最初は何も考えずに応募していたので、案件が消えたり削除されたり、なぜかテレグラムに誘導されたりした。テレグラムの連絡がきたメッセージは全部無視した。そのうち案件を選ぶなどしてそういう怪しいものは避けられるようになった。前にも書いたが、会社員をしていると応募すること自体が久しぶりなので最初は1つのApplyを送ることにも緊張していたが、すぐにたくさんApplyしたり、多少単価が高い案件にもためらいなく応募できるようになった。慣れるのはすぐだった。結局、$10.5だけ稼げた模様。
3.目指す仕事に応募するための準備を始めた
目指す仕事はいわゆる「業務経験●年」を要求してくる仕事だ。でもどの求人を見ても同じことが書いてあるので、その業務経験を積むための経験が必要なんだよおおう、という状態になる。なので「じゃあ業界経験●年、はいったい何をどのくらいやった証拠(いわゆるポートフォリオ)があればよいのか」を計算した。
業務経験なんかないよ、どうするんだよ、と漠然と思っていたときに感じる不安感は、どのくらいのポートフォリオが必要だ、となった瞬間にやる気に変わる。めちゃくちゃ不思議だが、正体や方法がわからないものは怖くて不安で、やるべきことが見えたならそれは道しるべになるということなのだと思う。
現代生まれでよかった。インターネットもYoutubeも無い時代だったら、全部自分で考えて自分でするのなんて難しすぎて、「経験●年」を見た瞬間に諦めただろうと思う。下手に使うと怖いインターネットの集合知だけれどうまいこと使わねば。
4.ビジョンボードを作った
1つ前の投稿で書いているのでここでは書かないがビジョンボードを作った。現在も増改築中である。
欄外。私はいわゆるBuddies(櫻坂46のファンの総称)であり、嬉しいことに4thアニラに当選していたので2日目に参戦してきた。全体的には箱推しであるが、去年はお休みでZOZOに立てなかった小池美波ちゃんと、遠藤理子ちゃん寄りの箱推しで、動いている生の2人を見てとっても元気をもらった。小池ちゃんはもう大舞台何度も立ってるのであれだが、遠藤理子ちゃんの昨年からの成長っぷりったらない。会社員を辞めた私にとっての今の一番星は遠藤理子ちゃんだ。人って、2年必死で頑張るとここまでできるようになるんだ、というのが偽らざる本音。理子ちゃんを見習って頑張ろうと思う。
・・・キモいですかね、、女ヲタなので許してください・・・
【3か月目】
1.やってみる元気が増える
過去最高体重を記録したことに危機を感じてホットヨガの体験にゆき良かったので入会した。
photoACという写真販売サイトを見つけて登録し早速DLしてもらえた。
友達の会社の紹介用のYoutubeを少し作って少し投稿した。
子供の頃からずっと眠れないのを診療内科に頼って解決することに決めて予約した。
小学生の頃からコンプレックスだった二重瞼のプチ整形をすることを(自分としては)決めてクリニックにカウンセリング予約をした。
など、今までなんとなく決定力がなくて後回しにしていたものをバシバシ決め始めた。(あとシミ取りレーザーが残ってるがこれは費用が高いのでちょっと検討中)。このうちphotoACは写真DLされたらお金がもらえるシステムのサイトだが、他では到底信じられない「著作権をphotoACに譲渡」という条件が付いていることに気づかずに着手してしまい、20DLくらいされたところだったがすぐに退会した。失敗した。ありえなさ過ぎて、そんなことがあるなんて思ってもみなかった(というのは言い訳に過ぎない)。が、全体的にはフットワークが軽くなった。
2.旅に行くことが決まり、その他も少し確定した
1に関連するが、友人が前から仄めかしていた「ギリシャへ旅行に行こう(何人かで)」が現実になることとなった。開催されるなら行きたい、とは思っていたものの確定情報でなかったのでモヤっとしていたが、これが決まったら動きやすくなった。長いこと不在にするのでそれまでの間は少なくとも長期のアルバイトはできないこと、それまでの間に多少は単発仕事などで稼ぎたいという願望。
結局、完全なる自由を御せるほど、私は自由慣れしていない。何にも迫られず、何にも制限されず旅や人生を計画するのはそんなに簡単なことでもないのだ、と感じる。会社員なら比較的休みが取れやすい時期などを選ぶことになるのだがそれがない。もっとも航空券が安い時期、などと思ってもそれも「もっと安い時期があるかもしれない」なんて思ってしまう。
私はあまり自分で自分の人生を考えずに生きてきたのだろうか、と今更ながら考える日々を送っている
3.身体が凝り過ぎていたことにきづく
肩こりが酷いのは知っていたが、肩甲骨も動かないし、開脚も昔より全然できないし、柔軟性がものすごく減っていることに愕然とした(@ホットヨガ)もともと前屈などは自信があったのに、今やどうだ。前より全然曲がらない。歳をとったという理由はあるだろうが、デスクワーク10年でこんなことになったのはいうまでも無かろう。
過去最高体重を記録したことがきっかけでホットヨガの体験に行ったが、5回通って既に「身体が軽い」ことに感動を覚えてハマりそうである。もうこうなったら体重は後から付随で全然かまわない。肩も首も、股関節も腹も背中も全部ほぐしたい。筋肉をほぐすというのは、これは誰かにマッサージして貰うのではなくて自分で筋肉を使ってやるべきなのだと強く感じた。無職の間に、身体をふにゃふにゃにほぐそう。凝り固まった身体は、凝り固まったアイデアしか吐き出さない、そんな気がするからほぐすのだ。
【無職90日のふりかえり】
仕方ないことだけれど、一般的なこの年のこの立場の人間が3か月過ごすに見合った成果的なものがあるか、みたいなことを考えてしまう。
一般ルートを外れてみようと思って思い切ったはずなのに、「まっとうに見える道」を歩いている人と、「成果的なものを比較して」、「良い悪いを判断」しそうになる、この習慣を抜け出したい。
私が探して目指すのは、自分のいいところを活用できて、私が不幸ではなくて、サービス提供される人が幸せ、という状態だろうと思う。
それが、世間と比べて稼げるかとか、世間的にみて評価が高いか周りが見て安心するかどうか、とかじゃない。それを求めるなら会社を辞めず、そのまま粘っているほうが正しかったはずだ。そうじゃないと思ったから退職したのだ。
ああこれで、年明けに京都の縁切り神社に行くときのテーマが決まった。
「ふつうこうでしょ」という感覚に合わせにいきたくなる自分との縁切り。
これにしよう。
年内もう1つ!
Akko