“努力の定量化”を怠ると、自己評価が低くなる
ジェレさんのインスタライブを見ている人には伝わると思うんですが、「ジェレミーさんの顔が好きです♡」というコメントに対して
元気よく「ありがとうございます!僕も僕の顔が好きです!」と答える場面が、個人的にとても好きです。
なんて潔い返答なんだ。
今回のテーマは投資や不動産からは少し離れて、質問箱でも送られてくることの多いジェレさんの哲学、特に「自信と努力」について聞いてきました💪
ジェレさんの肌感では、ものすごく優秀で努力家なのに「自分の実力なんて会社のおかげであって、大したことない」と本気で思ってしまっているビジネスパーソンが日本にはかなり多いそう。
客観的視点を持ち、自分の実力を正しく評価できていますか?
むやみに頑張りたくないから“定量化”する
──今日は「自信と努力」がテーマなんですが…ジェレさんが努力するうえで心がけていることってありますか?
これはよく言うけど、他人より圧倒的に結果を出すことと目標に対しての今日の努力を、全部定量化することかな。
──定量化…自分の目指している地点と今日進んだ距離を、いちいち定量化するのって結構大変なことだと思うんですけど…どうして定量化するんですか?
え、努力が大変だからだよ!(笑)
みんな嫌じゃん?努力するのって苦しいし。「努力が好き」って言う人もたまにいるけど、それは努力が好きなんじゃなくて、その苦しさに慣れてるだけなんじゃない?って思う。
僕は出来るだけ努力したくないし、努力が苦手だから最短で終わらせたい。
コスパの悪い努力は絶対にしたくない。
保育園の頃から親の事業を手伝っていて、努力が金額として現れる社会が一番身近にあったのは大きいと思うんだけど、子どもの頃って嫌々勉強させられてたから、その努力が報われたという確固たる証明=数字が拠り所だったんだよね。国語の答えは曖昧だけど、算数にはいつも正解がある。
真っ当な稼ぎ方であれば、給料=社会に貢献した度合いに比例しているし、バリューが高い人は数字で結果がでているはず。
──「結果が伴わなくても努力したこと自体が正解である」という考えもあると思うんですけど、それについてはどう思いますか?
右肩上がりで丁稚奉公の時代は「頑張り自体が正解」と言えたと思うよ。でも今は全然違うよね。20代でも結果出さなきゃいけない。
なんなら「全力さえ尽くせばいい派」よりも、すご嫌な奴で勤怠悪くてアウトローだけど、結果を出すことは最低限のマナーとしてコミットする人が生きやすい時代にすらなっている。
だから精神的にも身体的にも頑張れる時期に頑張り尽くそうと思って、20代は年間1億円を稼げる能力を身につけるために必死だった。
5年働けば5億円。5億円て人が一生暮らせるくらいって言われていて、20代でそれができるって証明できれば、その後相当生きやすいでしょ?
「お金持ちになりたい」って言う人は多いけど、この国における富裕層の定義はなんなのか?を調べ尽くそうともしなかったりする。
年収いくらで日本の「お金持ち」と言えるのか、自分の目指している生活は年収いくらで実現可能なのか、その領域に達するためには今日の仕事で何件アポイントを取れば近づくのか、どれだけこの会社の業績を伸ばすことに貢献すべきなのか、そもそもこの働き方でいいのか
“今日の具体的なアクション”までの逆算をして、今日の努力と目標値までの距離を定量化すれば「なんとなく今日も頑張ったな」なんて曖昧な表現にはならない。
──うーん、なるほど…なんとなく「今日は何もしてないや」と思う日でも、日記に書いてみたら意外と行動してたことに気づいたりしますもんね。
そうそう!
グダグダしてた休日すらも、日記に書けば頑張ったことあるじゃんって気付けたりする。
あと、自分の努力を定量化するのが億劫に感じる人は「他責で生きてないか?」をもう一回考えてみるといいかも。ちょっと厳しいこと言うけど。
他責で生きてる人は、自分の努力量を客観視するのが苦手なんだよ。「思ったより頑張ってない」と思い知るのが嫌だから。
──ちなみにジェレさんは日記を書いたりするんですか?
え?しない。
僕は全部電卓で記録を取るので。今日は僕のストーリーから20人が4000万円の物件を申し込んだから8億円動かしたな〜とか。
(計算のログを全部残してくれる電卓アプリらしい)
──うわぁ…これ、今日の経済効果ですか?
そうそう!
これだけ経済動かしてる実感が日々あれば、なんとなく肯定力下がったりしないよ(笑)。定量化してなかったらモチベーションの持続も難しかったかもね。形に残らない努力ってやる気でないから。
努力をしているにも関わらず自己評価をしてない人も多いんだけど、それは本当に勿体無い。あらゆる角度から定量化して、自信を身につけよう。
20代で経験しておいてよかったこと
20代のうちから努力を数字に落とし込むクセが身につけられたのは相当よかったなったなって今でも思うよ。
──お。20代のうちにしておいてよかったこと、他にもあればお聞きしたいです。
山ほどあるけど…
何足もわらじを履いてみたことはマジでよかったな。
──何足履いてたんですか?
自分の事業3つ、5社くらい他社の事業手伝ってたから常に8足前後は履いてた。
(Uber Eats 立ち上げ当時、28〜29歳)
「30代以降は20代の頑張りで生きられる」ってよく言われるけど、あれは本当だと思ってて。本気出したら自分が何人分の仕事量をこなせるのかを知っておきたかった。これも定量化スキルに繋がるんだけど、多種多様な業界・事業に携わったことで客観力が相当鍛えられた。
──やっぱり一社に留まっているより、副業とか個人でビジネスチャンスを掴んで行ったほうがいいんですかね?
うん、そう思う。
技術者ではなく、ビジネスパーソンとして優秀さを求めるなら20代で一社しかしらない、副業も未経験っていうのはハイパーリスクだよ。
上司・同僚・周りの優秀さ・業界の成長率・資産の潤沢さ…成長のために必要とされる外部要因が全て揃っている会社に勤めるなら別だけど、多くの場合はそうじゃない。会社以外にも本業レベルのものが3〜5つくらいあってもいいと思う。
一回しか打席に立たないと、その経験が折れたとき立ち直るの超大変だけど、何回も立っておけば最悪でもゴロ打って一塁には出れるから。
これも自分の自信を失わないために大事な行動だね。
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「自身と努力」についてはここまで!🙏
いつもより1000字ほど多い記事でしたが、いかがでしたか?
これからジェレさんは、「幸福度の定量化」に挑戦していきたいそうです。幸福を感じる方法は調べればたくさん出てくるけれど、幸福度合いを測るのは難しい。幸福の定義を求めるような時代じゃないからこそ、「定量化」に興味があるそう。結果が出たらまたこのnoteにまとめようと思います🕊
それでは、また👋
Text=ほしゆき
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