サラム
Salam
Syzygium polyanthum
フトモモ科 フトモモ属
バリ語 : jangar ulam
英語 : salam leaf / Chinese bay
日本語 :
別名 :
東南アジアが原産の常緑高木。高さは約25m、葉の大きさは5~15cm、幅3~8cmくらい、もむとよい香りがする。アジアで月桂樹のように煮物料理に使われる。樹皮からは網や竹製品を染める染料がとれる。熟した赤い実も食べることができ、種、挿し木で増やすことができる。
利用部分
葉 コレステロール、糖尿病、高血圧、胃痛、下痢、
皮膚炎、かゆみ、痛風
実 二日酔い
作用
アストリンゼン
血行促進作用
抗がん作用
抗酸化作用
抗炎症作用
抗菌作用
西洋料理で使われる月桂樹と同じように、 アジアではサラムの葉を料理に入れる。サラムリーフとして、生でも乾燥したものでも料理の隠し味として使う。 サラムの葉は月桂樹ほどは強い香りはしないけれど、ほのかな香りがある。
血液の循環を改善するので、コレステロール、糖尿病、高血圧などの成人病に効果があると言う。サラムの葉を10~20枚ほど煎じて飲むといい。 ダイエット効果があるので、毎日サラムのお茶を飲んでいた婦人もいた。
乾燥させた葉は、スパイス売り場で市販されている。 繊維質、ミネラル、タンニン、フレバノイドなどを含んでいる。 皮膚のかゆみには、葉と樹皮をすりつぶしたものを患部に貼り付ける。
いつの間にか庭にサラムの木がはえてきて、大変に重宝している。 こういう自然の恩恵というのは何ものにもかえがたい。
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