カプラガ (カルダモン)
Kapulaga
Amomum cardamomum
Elettaria cardamomum
ショウガ科 ショウズク属
バリ語 :
英語 : cardamom
日本語 : カルダモン
インド、スリランカ、マレー半島が原産の多年草。高さ約2m
になり、葉はショウガによく似ている。花芽は葉と別に根茎から直接伸びる。実を乾燥させたものがスパイスの女王と呼ばれるカルダモン。インドネシアのカルダモンは、1~2cm位の大きさで白い色をしている。インド産は薄い緑色。
温 性
利用部分
実 食欲増進、胃の痙攣、胃炎、腸内ガス、セキ
タン、熱、呼吸困難、扁桃腺、偏頭痛
インフルエンザ、疲労、リウマチ
吐き気、体臭
作用
健胃作用
駆風作用
血行促進作用
鎮痛作用
利尿作用
いつも飲んでいたチャイティーの材料のカルダモンが、ショウガ科の植物だとは思わなかった。シガラジャ地方に生えていると聞くが、いまだに実物は見たことはない。
インドネシアには、ジャワなどが原産のものとインド原産の二種類がある。効能が大きいのはインド原産のものである。
樟脳のような香りのカルダモンは、食欲増進、体内ガスを排出する効能がある。また免疫効果を強め、その高貴な香りはストレスを解消すると言われ、紅茶に2粒入れるだけで美味しい紅茶になる。
風邪にもリウマチにも効果があるシロップの作り方は、皮のままスライスしたショウガ200gとブラウンシュガー200gを混ぜて鍋に入れて1日おく。そこに水300cc、シナモン1本、カルダモン6個、クローブ6本、黒コショウ10粒を入れ、中火で20分ほど煮つめて出来上がり。ソーダで割ってレモンを絞ればジンジャーエールに、紅茶に加えればチャイティーが作れて便利。