ブンクアン (クズイモ)
Bengkuang
pachrrhizus erosus
マメ科 クズイモ属
バリ語 :
英語 : yam bean
日本語 : クズイモ、ヒカマ
中央アメリカ原産のマメ科のつる性の植物。高さ約4~5mまでに成長する。茶色の皮をしたイモの中は、白く生で食べることができる。大きいものは5kgにもなる。クズイモという名前は、花が葛に似ているからつけられた名前である。
冷 性
利用部分
根茎 下痢、熱、糖尿病、高血圧、胃炎、口内炎、痔
皮膚のトラブル、シミ、にきび、美白効果、
ダイエット
作用
解熱作用
美白作用
血行促進作用
抗酸化作用
バンクアンは生でそのまま食べることができるイモである。茶色の皮は簡単に手でむけて、中から真っ白なイモがあらわれる。バンクアンは少し甘みがあり、サクサクとしたナシのような歯ごたえで、普通はインドネシア風のサラダ「ルジャック」にして食べる。
バンクアンは90%が水分、繊維質、カリウム、ビタミンCを含み、高血圧、むくみ、ダイエットに効果がある。生で食べられるが、種や芽の部分には毒性があるので注意しよう。
バンクアンは食べるだけでなく、美容の方でも大活躍。白いイモは美白効果があるために、石鹸、クリーム、パック、スクラブなどの材料になっている。スーパーの売り場には、バンクアンの絵が描かれた美白化粧品が並んでおり、色白が好まれるインドネシアでは人気のある美容品である。
バンクアンを使った顔パックは、イモをすりおろして絞った液をそのままにしておくと、30分くらいで沈殿物ができる。うわずみ液は捨て沈殿した白い液を、顔や首筋に刷毛で塗ってパックする。
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