相手の問題はあなたの問題ではない。
私たちはとても優しい。
私たちは愛に溢れている。
私たちはとても恵まれている。
だからこそ、目の前の人が困っていたらどうにかしてあげたい!と思うことは自然のことです。
しかしながらそういう場合に多く見られること。
それは相手の問題、悩みを解決しようと自然に相手が今闘っている感情や痛みを想像し、そこから生まれる自分なりの解決方法を見出そうとすること。
そうすると何が起こるのか。
困っている本人以上に、その状態から救ってあげようとしている人が混乱するんですね。
まずそういう人は困っている人に良かれと思って色々なアドバイスをしますが、はっきり言ってそれは余計なお世話だったりして、なぜか怒られたりします。
この場合、困っている人が欲しいのは
自分の話を聞いてほしい
だけで、
アドバイスは余計なお世話な場合も多々あり。
それからもう一つのパターンとして、相手が自分に怒りをぶつけてきた時。
これにはびっくりするやら、悲しいやら、悔しいやらで・・・・
自分が傷つくわけですから防衛本能が働き、同じく怒るか混乱するか・・・・
夢中で原因は何か模索し、この状態をどうにかして収めたいと必死になる。
こんな時どうしたらいいのか?
私は私のところにいらっしゃるクライアントさんご自身に対してアドバイスすることが一つの役目ですから、それを求めに来られたクライアントさんが私に「余計なお世話をされた」と思うことはさほどないと思います。
ただ、この私も手取り足取り、無理やり事態を好転させることはしません。
なぜなら困ったり、悩んだり、痛みの感情を持っているその時が、その人の進化成長が行なわれているプロセスであることを知っているからです。
私は、きちんとクライアントさんに
「それはあなたの進化成長が今まさに起きているからです。その痛みや
苦しみが大きいほど大きくステージアップします。」
とお伝えしています。
しかしそうだからといって「一人で頑張れ」ということではありません。
自分に進化成長が起きているということを自覚した時に、必要なサポートがあれば、そのサポートを提供してくれる人に頼むのも一つの解決方法ですともお伝えしています。
ですが大体において上記はわからないですから、こういったことが近しい人との間に起こり、「自分の感情が揺さぶられてどうしたら良いか分からないよー!」という状況になったら、これ⇩を思い出してください。
「相手の問題は相手の問題であり、私の問題ではない」
ということです。
それに自分が思い切り関係していてもです。
そこに相手を故意に傷つけようとか、怒らせようということがないのであれば、その問題は相手の、相手が進化成長するために何かの気づきを得るために体験している現象が目の前にあるだけなのです。
そして目の前の人が怒っていたり泣いていたりしているのを見て
自分も怒りを感じ、悲しみを感じることは自分自身の問題と言えます。
↑ここ大切
今日の記事はちょっとややこしいですが。。。
相手の問題は自分の問題ではありません。
ですからあなたが巻き込まれることはないのです。
そして下手に巻き込まれるとますます問題がこじれます。
まずは相手の話をよく聞いてあげて、話を整理するための相槌を打ってあげましょう。それだけでその人の怒りや悩みは大きく減少します。
なぜなら積極的に聞いてくれている、一人ではないという「安心感」が生まれるからです。
そしてアドバイスを求められたらそこで初めてご自分の考えを伝えてください。
それ以外は話を聞くに徹する。
この人には今こんなことが起きているのだ。
これはこの人の進化成長の過程なのだと。
と見守りながら。
そしてもし話を聞いていて自分の中にザワザワ感が生まれたら、
その感情は自分のどこから来るのかを探ってみるといいでしょう。
それはそれであなたの中に進化成長の種が生まれた瞬間です。
「人の問題は自分の問題ではない。」
このポイントが分かってしまうと、相手との間にもっと良い関係が
構築できますよ。
黙って聞いてあげること。
それ自体が愛、優しさなのです。
そう言われると何となくわかりますよね。
やってみてくださいね。