シンプルに使う!バレットジャーナルを【ほぼメモ帳】として活用する方法
バレットジャーナルと聞くと、多くの人が「おしゃれで効率的なノート術」という印象を持つかもしれません。
タスク管理や目標設定など、様々な情報を一冊にまとめることで、生活全般を整えられる方法として知られています。
しかし、いざ始めてみると、意外と挫折してしまうことも多いのが現実です。
バレットジャーナルには「フューチャーログ」や「マンスリーログ」といったページのセットアップが求められ、最初から多くの準備が必要です。
そして、一度使い始めた後も、毎日の振り返りやタスクの移動など、手間がかかる作業が待っています。
たとえば「残ったタスクは本当に必要なのか?」「このタスクは自分にとって価値があるのか?」といった問いかけを毎日行い、その上でタスクを翌日に移動するのは、忙しい日常の中では簡単ではありません。
公式のガイドブックでは、この移動作業を通してタスクの重要性を見極めることを推奨しています。
しかし、現実にはこのプロセスが負担に感じられ、結果としてバレットジャーナルを続けられなくなってしまう人が多いのです。
せっかくのバレットジャーナルも、煩雑さによって使いづらいツールになってしまうのは残念なことです。
そこで今回は、バレットジャーナルを「デイリーページだけ」で使うという、極めてシンプルな方法を提案したいと思います。
デイリーページのみのシンプルバレットジャーナル
私が推奨する方法は「デイリーページだけ」を使う、超シンプルなバレットジャーナルのスタイルです。
この方法では、タスクやスケジュール、思いついたことなどを全てデイリーページに記録します。
通常のバレットジャーナルでは、デイリーページで記録した内容を後で整理し、適切なページに移動させることが求められますが、ここではその作業を完全に省略します。
すべての情報がデイリーページ上に時系列で残るため、余計な手間が省けます。
メリット
この方法の最大の利点は、書くことに対して迷いがなくなる点です。
「後で移動しなければならない」「これをどこに書くべきか」といった考えが一切不要です。
その日に思いついたことは、その日のページに順番に書き留めるだけです。
これにより、バレットジャーナルの作業負担が大幅に軽減され、日々のストレスも軽くなります。
シンプルバレットジャーナルの効果
シンプルにバレットジャーナルを使うことで、以下のような効果が期待できます。
1. 継続しやすい
デイリーページのみで運用するため、バレットジャーナルを開くハードルが低くなります。
余計なセクションやページを準備する必要がないため、忙しい日でも気軽に使い続けられます。
2. 時系列の情報が見やすい
タスクやメモが時系列に並んでいるため、何をいつ思いついたのか、何をいつ行ったのかが一目でわかります。
これにより、情報が散逸することなく、振り返りもしやすくなります。
3. タスクの振り返りが簡単
従来のバレットジャーナルでは、未完了のタスクを別ページに移動し、その都度価値を問い直す作業が求められますが、この方法ではタスクはその日のデイリーページに残るため、無理に移動する必要がありません。
結果として、バレットジャーナル自体がストレスから解放され、シンプルなメモ帳のように使えるようになります。
実際の使い方の例
具体的にどのようにシンプルなバレットジャーナルを運用するのか、例を挙げてみましょう。
• 朝、今日のタスクを記入
まず、その日のタスクをデイリーページにリストアップします。
どんなに些細なことでも、思いついた時点でどんどん記入していきます。
• その日のメモやアイデアも一緒に記録
仕事中や日常生活で思いついたアイデアやメモも、すべて同じページに記録します。
内容に応じて、分けて書く必要はありません。
• 完了したタスクにはチェックを入れる
タスクが完了したらチェックを入れるだけでOKです。
もし完了しなかったタスクがあっても、その日はそのまま記録として残ります。
次の日には新しいタスクを記入し、未完了のタスクが本当に重要であれば、自然とまた意識に浮かび上がってくるはずです。
最後に
バレットジャーナルはもともと自由度が高く、各自が自分に合った使い方を選べるノート術です。
しかし、初めて使う人や、毎日の運用に負担を感じる人にとっては、シンプルに「デイリーページのみ」を使う方法が大きな助けとなるでしょう。
必要な情報はすべて一か所に集まり、複雑な整理が不要になるため、書くこと自体が楽しくなります。
バレットジャーナルを挫折せず続けるために、まずはこのシンプルなスタイルで始めてみてはいかがでしょうか。
この考え方が少しでも参考になれば幸いです。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
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