jenet

映画が好きです。 ホラー、サスペンスの要素の中に人間に対する深い洞察があるような作品が好みです。絵も描きます。

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映画が好きです。 ホラー、サスペンスの要素の中に人間に対する深い洞察があるような作品が好みです。絵も描きます。

マガジン

  • マントルおじさん

    自作短編小説「マントルおじさん」

最近の記事

模写 クロソウスキー④

    • 埃をまとう少年

      PEANUTSに登場するキャラ。 ピッグペン。 意味は豚小屋。 辛辣な呼び名だが本人は気に留めていない。 お風呂に入っても 一歩外に出た途端、 磁石のように埃を呼び寄せてしまうらしい。

      • 夏のマボロシ

        • 誤報だったけれど…

          結局ネコが一匹死んでいたことに 変わりないではないか。 ぬか喜びしてしまった自分が恥ずかしい。 見も知らぬネコが確かに あの橋で死んでいたのである。

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        • マントルおじさん
          5本

        記事

          誤報

          心よりお詫び申し上げます。

          おバカさん

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          うちのネコ その2

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          うちのネコ

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          模写♯3 クロソウスキー③

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          マントルおじさん 最終回「レクイエム」

          「ところで、さっきわしが料理をしていたとき、君は何をしてたんだい?」 スプーンでカップの中のコーヒーを掻き混ぜながら、マントルおじさんが私に尋ねた。 私は何も飲んではいなかった。 「おじさんの書斎らしき部屋で、ヒトラー関連の本を読んでいたんですよ。でもヒトラーの写真集なんてものがあってびっくりしましたよ。購入する人もあまりいないでしょうね」 「でも君はその写真集を見たんだろう?君だって私と同じディレッタントだよ」 「いや…、はは…まあ…」 マントルおじさんはコーヒーを一口飲ん

          マントルおじさん 最終回「レクイエム」

          マントルおじさん 第4回「ディナー」

          「席に座りなさい。食前のお祈りをしよう」 私が席に着くと、マントルおじさんは何やら日本語以外の言葉を流暢に唱えた。 そして私に食べるよう手で促した。 「どうじゃ。びっくりしたじゃろう。お前の好物はわかっておった。わしには何でもお見通しじゃ」 自慢げにこう言うと、マントルおじさんはフォッフォッと西洋人のおじいさんのような笑い方をした。 「アサリのクリームパスタにマルガリータ、パンプキンスープにシーフードサラダ、エビフライにコロッケ。何でもある。たんとお食べなさい」 料理はそれだ

          マントルおじさん 第4回「ディナー」

          模写♯2 クロソウスキー②

          模写♯2 クロソウスキー②

          マントルおじさん 第3回「食事の用意」

          マントルおじさんの家はたいそう可愛らしかった。 若い女性の部屋のようでもある。壁は暖かみのあるオレンジ色だった。 ちなみにテーブルクロスは赤に白の水玉模様だった。 私がテーブルについて待っていると、マントルおじさんは大きな皿にたくさんのクッキーとカフェオレを入れたポットを運んできた。 「このクッキーはもしかしておじさんお手製のものですか」 「そうじゃ。なかなかの出来じゃろう」 私たちはひとしきり無言でクッキーを齧った。確かに美味しかった。 「おじさん、ここは本当にマントルなの

          マントルおじさん 第3回「食事の用意」

          マントルおじさん 第2回「深部へ」

          私たちは40分くらいの間、黙々と地面を掘り続けた。 そろそろ互いに疲れてきた頃(マントルおじさんは60歳を超えているようだ)、私のスコップが何か金属のようなものにぶつかり、カキンという音を立てた。 そのとき、マントルおじさんの眼が一閃した。 「そらきたぞ!」 こう叫んでマントルおじさんはまるで体力を取り戻したかのように、凄まじいペースで掘り出した。瞬く間に鉄製の梯子が地中から姿を現した。 私はまさかと思った。 「さあおいで」とマントルおじさんがはしゃぎながら語りかけるので、私

          マントルおじさん 第2回「深部へ」

          マントルおじさん 第1回「邂逅」

          某日の午後1時頃、私はマントルおじさんに出会った。 私は神社で鳩に餌を与えているところだった。マントルおじさんは自然に現れた。 「やあ。動物が好きなのかい」 「動物が好きなわけではないんです。動物に餌付けするのが好きなんです」 マントルおじさんは水色のハットを被り、 水色のズボンを履きサスペンダーをしている。背が高く、きっと180センチはゆうに越すだろう。 「うむ。餌付けが好き、ね。それはおじさんもわかるよ」 マントルおじさんは口髭をいじりながら喋った。 「ところでお嬢さ

          マントルおじさん 第1回「邂逅」