じぇねらーと。

思春期こじらせ保健室登校。 人に言えないようないろんなことやらかしの若い頃。 そんな困ったちゃんも何とか大人になりまして。 生まれた子供はなんと医ケア児! 酸素に胃ろうに訪問看護にリハビリに!なんちゃって看護師体験中★! 人生波乱万丈!人と違うくらいがちょうどいい!

じぇねらーと。

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最近の記事

死んだじいじにお化粧を

じいじの為に、介護福祉士になった。 いつか大好きなじいじの役に立ちたいと、勉強した。 でも肝心のじいじはこの世を去る直前まで、自転車での週3回のジムと温泉を楽しむくらい元気だった。孫の私の出番はほとんどなかった。 それでも2度、役に立った時がある。 一つ目はじいじが交通事故にあって入院した時。 私は現場に駆けつけて救急車に同乗、骨折をしていたじいじとそのまま病院へ向かった。トイレに行きたくてベッドから車いすに移りたい、というじいじと、新人でどうしていいかわからずあたふた先

    • 元保健室登校が障害児の母としてなんとかやってる話

      先生に捧ぐ。 メンヘラをこじらせていた高校二年生の春。 担任になったのは、初めてクラスを持った若い体育の男性教師だった。背が高くて細マッチョ。Theサッカー部って感じの爽やかな先生だった。 そんな素敵な担任がいる教室に、私が行くことはほとんどなかった。私は華の高校生活のほとんどを、保健室で過ごしていた。もちろん、メンヘラ渦中の高校二年生のあの時も、私は保健室にいたのだ。 『教室に行きなさい。』 『無理。』 これは養護教諭とのお決まりの挨拶。 その頃の私と言えば『無理』

      • 母に、息子に胃ろうを作ることを伝えた。すると。

        「もしもし?ママ?あのね、くくちゃんに胃ろうを作ることになったよ」 孫が胃ろうになると聞いた祖母の気持ちを勝手に想像して、目頭熱くなる。言葉に詰まるか、驚くか、、、もしかしたら、泣いてしまうかもしれない。 でもそこは、どんな返事が来ても、冷静に返そうと決めていた。 決めていたのに、、、、、 「あらんまっ!くくちゃん、ご飯食べれんのぉ?あんたは『食欲代表』みたいな身体なのにネ!あははははっ!」 予想外すぎる返事に、私は視界も頭の中も真っ白になった。目眩すらした。 母

        • もしも本当に君が辛いなら

          『もしも、、、もしもね。』 深夜2時に息子を抱き抱えながら話しかける。 難病の息子、連日連夜の謎の大発作が続いている。救急車を呼ばなければいけなかったレベルだと、翌日医者に言われるが、そんな状況が毎日のことなのだ。入院するとなんともないそうで、いまいちうまく伝わらない。 毎晩、人工呼吸器とモニターの音が鳴り響く。 当然、寝不足になるわけであって、思考回路は正常ではなくなっていく。 『もしも本当に辛かったら...生きているのが、辛くてどうしようもないんだったらね...』

          春の高揚した脳で立てた目標

          春は変質者が出やすい。 気分が高揚する時期である。 そんな私も例外ではない。 久々の1人休みを、柄にもなくカフェでモーニング。いつもなら絶対しないことだ。 クラリネットが柔らかくジャズを奏でている。オレンジ色の照明に、キーボードを打つ音と、本をめくる音。私も何かしなければ場違いなような気がして、カバンに目を向ける。 しまった、と思った。 カバンにはスマホと財布と鍵のみ。いつか読むかとカバンに入れていた本も、運悪く昨日から自宅待機。 けれど、せっかく気取ってきたモーニン

          春の高揚した脳で立てた目標