前回は、産業廃棄物の種類について触れ、その種類は、事業活動に伴って生じた産業廃棄物のうち、20の種類に分けられるということをお話しさせていただきました。 今回は、「特別管理産業廃棄物」の種類について紹介していきたいと思います。 廃棄物処理法によれば、特別管理産業廃棄物とは、「産業廃棄物のうち、爆発性、毒性、感染性その他の人の健康又は生活環境に係る被害を生ずるおそれがある性状を有するものとして政令で定めるもの」と定義されています。 廃棄物処理法 第2条第5項 5 この法律
前回、廃棄物の分類についての記事を掲載させていただきました。廃棄物は、「産業廃棄物」と「一般廃棄物」の2つに分類されており、さらに、それぞれのなかに「通常の廃棄物」と「特別管理廃棄物」という分類があります。 今回は、「産業廃棄物」に焦点を当てて、産業廃棄物とは具体的にどのような廃棄物なのかという点について紹介していきたいと思います。 廃棄物処理法によれば、産業廃棄物とは、「事業活動に伴って発生した廃棄物のうち、燃え殻、汚泥、廃油、廃酸、廃アルカリ、廃プラスチック類その他政
家庭や工場、オフィスなど、日常生活のあらゆる場面に登場する「ごみ」。みなさんは、ごみの定義について考えたことはありますか? ごみ処理の世界には、ごみの定義やその適切な処理方法などを細かく定めている法律、「廃棄物処理法」というものがあります。正式名称は「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」といいますが、ここでは通称である「廃棄物処理法」を用いることにします。廃棄物処理法では、ごみについてこのように定義されています。 廃棄物処理法 第2条第1項 この法律において「廃棄物」とは、