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【体験記】妊活チェックを受けてきた

都の助成金を使って妊活検査(プレコンドック)を受けてきた話です。

「痛いの?なんか準備するものある?」
と検査前日に心配になったものの、
ネットにあまり情報がなかったのでnoteに書いておきます。
ええ、私もたまには役に立つ文を書きますよ。

ちなみにプレコンドックはパートナー同伴でもシングルでも受けられる検査で、昨年から東京都の助成金も出るようになりました。

男女それぞれの検査の様子、男性のMen's room(採精室)の様子についても書いていくので、気になる人は読んでみてね。


プレコンドックとは

「プレコンドック」とは、「妊娠(コンセプション)前(プレ)の検査」という意味を持つ、妊娠前の健康管理のための検査。

妊娠を計画している女性やカップルが、妊娠前に行う健康診断のことを指していて、血液検査、ホルモン検査、感染症のスクリーニングなど、妊娠に向けての健康状態をチェックします。

妊娠中に問題が生じるリスクを事前に発見し、必要な対策を講じることができる……らしい。

各国で普及しつつあるけれど、日本ではまだまだ知られていないのが現状。
東京都から助成金が出ることも、プレコンドックの存在も、私は会社の後輩から教えてもらいました。


ブライダルチェックとの違い

結婚前に行う「ブライダルチェック」は「妊娠しにくい病気や妊娠中に発覚すると困る病気を持っていないか」を調べる検査。
いわば簡単なチェックリストみたいな感じ。

一方で「プレコンセプションドック」は妊娠のための総合的な準備プランみたいなもの。
たとえ異常がなくても「異常なし!」で終わらずに、妊娠を安心して迎えるためのアドバイスや質問の時間も含まれていて、ブライダルチェックより一歩進んだ内容らしい。

さらに!東京都の助成金を受けたい場合には、事前に医師からのセミナーを受ける必要あり。
「安全な妊娠のための必修講座」みたいな感じで、オンラインでもオフラインでも参加できるよ。
ただし事前申込は必須。



病院の選び方

病院選びは、都の登録病院リストからスタート。
家の近くにもいくつかクリニックがあったんだけど、最終的には品川駅近くの病院に決めました。

決め手は「不妊専門」というクリニックの特長と、Google Mapのレビュー。


「口コミが1と5ばかりの病院は避けて、3〜5に集中しているとこが狙い目」

と医者や美容医療オタクの友達が口を揃えて言っていたので、
そのアドバイスを信じ、口コミが安定して良さそうなクリニックを選びました。


前日準備〜オナ禁問題〜

妊活チェック(プレコンドック)の前日。

問診票はオンラインで事前に提出済みだけど、
前日の夜になって「何か準備必要だっけ?」と
バタバタするのは検査あるある。

男性は精液検査を受けるんだけど、そこで議論になるのがオナ禁問題。
「今晩中に古いの出したほうがいいかな?」
とパートナーに相談された。
そりゃあ新鮮な精子で検査した方がいいだろ!と思いつつ念のためggってみると……

“禁欲(オナ禁)期間は2〜3日がベスト”とのこと。
WHOのガイドラインでは精液検査の前日から数えて2~7日が推奨されているとか。
まじか、出せば出すほど良いってわけじゃないんだね。

女性は特に禁止事項はないけれど、検査の精度向上のために膣洗浄と性交渉は行わないほうがいいみたいです。
もちろん男女ともに十分な休息はマストで。

妊活チェック(プレコンドック)の当日



炎天下のなか5分歩いたせいで汗だくだくになり、首も脇も汗べっちょりのBADモードで病院に到着。
クリニックの扉前にもロビーにも大きな立派なお花が生けてあり、少しだけ華やかな気持ちに。



受付を済ませて、番号札ゲット。
問診票は事前に記入していたので、ここまではサクサク進行。

広々としたロビーにはリラックスできるふかふかの椅子が20脚ほど。
優雅なピアノのクラシックが流れていて、カフェのような落ち着いた雰囲気。
前方のモニターには、妊娠や不妊治療に関する映像が流れている。

患者の呼び出しは、サウンドが鳴ってモニターに受付番号が表示される仕組み。
それと同時に登録したメールアドレスにも通知が届くので、手元のスマホでドラマを観ても音楽を聴いても大丈夫。

注意すべきは待ち時間。
不妊治療のクリニック、待ち時間がエグいとは聞いてたけどやっぱり待った……。
受付から40分ほど経って、やっと診察室へ。


初めてのことだらけの私たちに、先生が丁寧に説明してくれました。

ここでちょっとした注意事項。
東京都の助成金は、女性が30,000円、男性が20,000円。
必須検査と(医師おすすめの)血液検査は助成金でカバーできるけど、
フルで検査する場合、女性は約20,000円、男性は約17,000円を自腹で払うことになる。

病院の検査項目

今回の機会を逃すまいと、経膣超音波検査と感染症(肝炎や梅毒など)のチェックを含めたフルパッケージ検査を受けることに決定。

風疹の抗体検査は、自治体ごとに無料で受けられるから対象外とのこと。

男女ともに尿検査と血液検査は共通メニュー。
それに加えて、女性は経膣エコー検査、男性は精液検査がセットになっています。


検査の流れ



診察の後は男女別に分かれて、まずはロビーで約30分待機。
採血室に呼ばれて、試験管3本分の血液をがっつり取られました。
まあ健康診断と似た感じで、特に問題なくサクッと終了。

その後、さらに20分待ってからエコー検査へ。
あの診察台やエコー検査が超苦手の私は、台に上がる前に何度も深呼吸をする。
いざ出陣。


さすが有名クリニック。
あまり痛みを感じずに検査が進んでいく。
歴代のエコー検査のなかで、一番念入りに検査された。
最もフィジカルで最もベーシックで最もロングなやり方で。


エコー中、カーテン越しに先生が看護師に結果を伝えていく声が聞こえる。
「卵巣左◯センチ、右◯センチ……」
「左の卵巣、卵胞多数……右も同様」

思わず首筋がスウッと冷たくなった。
卵胞多数って大丈夫?
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の恐れがあるのか?

気になったけれど、医師からの所見は今は伝えられないとのこと。
後日の結果発表〜!を待つしかない。
エコーの棒(プローブ)を入れられていた時間は2-3分くらいかな。

ちなみに尿検査については、「結果説明の日に朝イチの尿を持ってきてください」と指示されました。
男性は、その場でサクッと尿を提出してOKみたいです。


メンズルーム(採精室)の様子

メンズルームって一体どうなってるの?
めちゃくちゃ狭い部屋でリラックスできなかったら採精できないのでは?
と下世話な興味があったので、パートナーにメンズルームの様子を撮影するようお願いした。


広さは2畳くらいで、体感としては漫喫のソファ席よりやや大きい(らしい)。


手洗い場も完備


アルコールも完備、DVDもブルーレイも再生可能



採精の手引き


培養士さんと顔を合わせずに提出できるよ



えっちなDVDは4枚あったそうで。
念のためタイトルだけ書いておく。

「揉み尽くしたい神乳
105cmJcupを120分間エンドレスで揉み続ける 大迫力の乳なぶり・乳変形・乳揺れセックス映像 」

「現役コスプレイヤースーパー絶頂スペシャル!
初めての痙攣ガチイキ4本番」

「グラビアアイドル初イキッ!! 
“今までイクのがちょっと怖くて止めちゃってたんです…”」

「グラビア四天王たかしょー MUTEKI Debut!!」


電気は消灯可能、もちろん自分のスマホも使えるみたいです。
アルコールティッシュやハンドソープも完備◎


トータルでかかった時間



会計までさらに20分ほど待つことに。
待ち時間は80分ほど、診察や検査そのものは30分って感じで、
トータル2時間くらいかかりました。





会計は自動精算機でカード払い。
証明写真機みたいなブースで、プライバシーへの配慮がしっかりしてる。
都の助成金を利用する人は、必ず領収書を保管してね!

そして、結果説明は3週間後。
郵送かと思ったら、来院して直接医師から説明を受けるスタイルだそうで、また足を運ぶことになりそうです。


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