深夜の殴り書き #1
正直、誰か他に気になる人が出来ればすぐに忘れると思っていた。し、今までの私は割とずっとそうだった。
だけど、自分で思っていた以上に7年は軽くなかったみたいだ。
きっかけは某邦画。
私はアレは狂気なんかじゃないと思う。
他人から見たら狂気なのかもしれないけど。
居酒屋で2人で呑んでるシーンで彼が言っていたセリフはきっと本当のことで。
底辺で生きてるって自分でも自覚していて。
それでもどうにか生きていたのだ彼は。
確かに、次々と殺人を実行している彼は傍から見れば狂っているのかもしれない。
易々と人間を殺しているように見えるのかもしれない。
でも最後、彼は犬を避けた。
理由はその映画を観た方なら分かると思う。
狂ってなんかない。
同級生も優しかったじゃないかって言ってた。純粋で、優しかった彼がこうなったのはどうして?それでも彼が狂ってるの?彼が悪いの?彼だけが悪なのか?
……とか色々溢れてきてラストシーンが終わった瞬間号泣してしまった。
映画の途中で彼がした仕草が元カノと同じで、当たり前だけど元カノは殺人鬼なんかじゃなかったけど。なんていうか、周りに誰もいないとか、理解されない、とか。そういう部分が重なって、切なくて切なくて胸が苦しかった。
今、仲良くしてくれる子がいる。
その子は元カノと違ってスキンシップさせてくれる。そんな時“あー。もしかして私は今まで我慢してたのかなあ”と思う。
でもそれって、つまり。本当は“誰と”スキンシップを取りたいの?って自問してしまう。
それに対しての自答はまだ見つけられていない。