雨ノ海月

漂っている

雨ノ海月

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最近の記事

もう食べられない物。

元カノちゃんが作ったお雑煮。もう食べられないのか。 自分でお雑煮を作りながらうっかり思い出してしまったので、昇華のために文章にする。 初めてかつお菜を食べたのは、元カノちゃんが作ってくれたお雑煮でした。 ブリも入ってて、ちゃんとあごだしで、美味しかったな。 大好きだったな。 あぁ、そうか。もう食べれないのか。 そんな風に思いながら、かつお菜を茹でた。 連絡を取ろうと思えば取れるのかもしれないけど。 もし取ったらもう後戻りは出来ないし、それなら今ある全てを手放さなきゃいけな

    • 新年初映画はスーパーノヴァでした※ややネタバレあります。

      『愛しているなら逝かせてくれ、本当に愛しているなら』 愛している人が死を望んでいると知った時に、それでも一緒に居たいと願うことはエゴなんだろうか。 サムの負担になりたくないと思うタスカーの気持ちも タスカーを失いたくないというサムの気持ちも お互いを愛しているからこそのもの。 愛ってなんでしょうね。 勿論それは人それぞれなのだけど。 私の中では“受け入れること”だと思っていて。 だから、もし私がサムと同じ立場ならタスカーの願いを受け入れるだろうなって。 そして尚且

      • デジモンアドベンチャー02THE BEGINNINGを観た。

        最初に▶▶▶ネタバレあります!あくまで個人的な感想です!デジモンは大大大好きです!! 公開初日に見に行く映画って、私の中ではそうそうなくて。 それくらいこの映画は私の中では特別だ。 学生の頃に出会って、今でも好きで。主題歌は全部歌えるし01のオープニングはイントロだけで泣ける。 01の劇場版も全部観たし、いよいよ本命の02が劇場版になると知ったときは嬉しさ半分不安半分だった。 あのとき大好きだったみんなが、どんな風に変わっているのか。 見たいような見たくないような。そんな気

        • ばかなことしたって自分でわかっている。だけどそれならどうすれば良いか誰か正解を教えてくれよ。

          タイトルの通り。 馬鹿なことしたって自分で分かっている。 元カノに連絡をとるなんて。 言い訳をすると、別れて二年。付き合っている間通っていた美容室はお互いに変えることなく、担当さんも同じまま。 たまたま、私達の関係性が変わったことを知る由もない担当さんから、元カノの情報を聞いてしまった。 それがまあまあな事柄で。今度、病気で入院するらしい、と。 は?病気?どゆこと?なにやってんの? 動揺し過ぎて家帰って前の携帯から番号探して後先考えずに電話しちゃったよ。 電話は応答なし

          深夜に観る胸糞映画(褒め言葉)は最高ですね。

          噂(?)の【成れの果て】を遅ればせながら観終わりました。 胸糞映画、全員屑etc…と話題だったので、ずっと観たいな〜って思いながらマイリストに突っ込んだきり、観ようというモチベーションにならないままだったこの作品。たった今、観終わりました。 結果  もっと早く観てよかった!! 感想としては思ってたよりも全然屑じゃないというか(いや屑は屑なんだけど)。すんごく人間。めちゃくちゃ人間。ただ、うん。 陽の当たる場所を生きてこなかった人間の映画だこれ。 人間みんながみんな負の

          深夜に観る胸糞映画(褒め言葉)は最高ですね。

          ハートストッパーを見て※5話まで試聴済※ネタバレ有り

          『公表はしないけど隠さない』 ドラマの中でタラが言ったセリフ。 すっっっっごく分かるっ!!!!と、心底同意した。 別に私は私が所謂LGBTQだということを広めたい訳じゃない。 隠したくないだけ。 ありのまま、誰が好きとか付き合ってるとか言いたいだけなの。 ただ、それだけ。 それなのに、この日本ではたったそれだけのことが、どうしてこんなにもし難いのか。 誰かを好きだということ。 その誰かが同性だということ。 それの何がいけないのか。 どうしてそんな些細なことで苦しまないとい

          ハートストッパーを見て※5話まで試聴済※ネタバレ有り

          深夜の殴り書き#3

          居場所が欲しかった。 それはもう昔から欲しくて欲しくて欲しくて仕方なかった。 誰かに”ここにいて良いよ”。あなたが必要だよ”って思われたかった。言われたくて仕方なかった。 誰かの隣に、私の居場所が欲しかった。 昔から私は”自分の家族”というものが欲しかった。 自分の元々の家族はいる。 仲が悪い訳では無いし、定期的に顔を合わせ一緒に出掛けたりする程度には仲が良いと思う。 それでも、私は親兄弟に対して100%心を開いてない。 理由は色々あるけど、もうずっと昔に心を開いて理解

          深夜の殴り書き#3

          夕暮れの殴り書き

          7年。 その一緒に過ごした時間を間違いだったとか無駄だったとは思ってない。 趣味が出来たし友達も増えた。楽しい時間もたくさんたくさんあった。 喧嘩も山程したけど、仲直りも山程した。 最後はお互いに挨拶してお別れした。 それなのになんで今更蒸し返すのか自分でもわからない。 向こうが選んで飼うことになったペット。 息を引き取ったときに連絡したら体調不良を理由に会いに行けないって言われて物凄くモヤモヤした。 事情があって私が引き取ってお世話して。確かに最後まで責任持ってお世話する

          夕暮れの殴り書き

          深夜の殴り書き #2

          ……で、馬鹿な私はうっかり通話ボタンなんかを押してしまった。 (そもそもブロックして削除しておけば良かったのでは?そしたらこんな愚行を犯さずに済んだのでは?と今になって思う。) 結果はコールが鳴り終わるまでかけ続けたけど、出なかった。 ブロック……されてるのかなあ……。 馬鹿な私は(再)元カノのSNSのアカウントを知っている。分かっている。そんなもの良いことなんて一つもないのだ。分かっている。大事なことなので2回言った。分かっていて、やらかすのだ私は。 数時間前に更新され

          深夜の殴り書き #2

          深夜の殴り書き #1

          正直、誰か他に気になる人が出来ればすぐに忘れると思っていた。し、今までの私は割とずっとそうだった。 だけど、自分で思っていた以上に7年は軽くなかったみたいだ。 きっかけは某邦画。 私はアレは狂気なんかじゃないと思う。 他人から見たら狂気なのかもしれないけど。 居酒屋で2人で呑んでるシーンで彼が言っていたセリフはきっと本当のことで。 底辺で生きてるって自分でも自覚していて。 それでもどうにか生きていたのだ彼は。 確かに、次々と殺人を実行している彼は傍から見れば狂っているのか

          深夜の殴り書き #1

          おいしいごはん

          「いただきます」 そう言って二人で囲んだ食卓を、一緒にご飯を食べた日々を私は忘れない。 「私は私のことを好きな人が好きなのぉぉぉ!」 柚夏(ゆな)の少し高くてよく通る声がBar”L♡VE”に響き渡る。 ここは性自認が女性であることが入店条件のガールズオンリーバーだ。 「いやだから駄目なんでしょ」 きりりとした表情でバッサリと切り捨てるように言ったのは、ここで働いているバーテンダーの明日香(あすか)だ。 制服である黒のカマー・ベストと黒のシャツに燕尾のナロータイを締め

          おいしいごはん