アキクサインコの扇
鳥が好きな人なら一度は何かしらのメディアで見たことがあるかと思う、アキクサ扇。
何かというと、冬場になりアキクサ飼いさん達がストーブを出すと、その暖風を受けてアキクサが羽根を広げて風浴びをしているかのような格好をするのだ。
私はセキセイインコとコザクラインコしか過去に飼育経験がないので詳しくは知らないが、これはアキクサインコの大きな特徴ではないかと思う。
多くのアキクサ扇はストーブの前で見られるが、実は他にも色々な場面で見ることができる。
一番簡単にアキクサ扇が見られる方法は「息を吹きかける」だ。暖かい飲み物を飲んでいる時なんかは更に効果的。
「暖かい空気を感じると羽を広げる」動きは、どうやらアキクサにとっては抗えない動きらしく、「その気がないときは広げない」はできないように見える。
その証拠に、試しにエサを食べている時やウトウトしている時に息を吹きかけてもアキクサ扇は出現した。
ただ、嫌だからということでは無さそうだ。アキクサ扇の後は逃げるでもなくぼーっとしているというか、、、普段からそこまで機敏に動き回ってるタイプでもないが。誤解を恐れずに言えば放心状態のようになる。
暖かい息を吹きかける以外にも、ストーブに近いが窓際に陽が差し込んでる時などに陽の当たる場所に置くとやはりアキクサ扇を見せてくれる。
何度も息を吹きかけると反応が鈍い時もあるが、身構えるアキクサ扇になる一歩手前の状態にはほぼ必ずなる。
久しぶりのアキクサ扇になると、いっぱいに羽を広げて「プキッ」というような鳴き声を聞かせてくれることもある。
なぜこのような反応を見せるのかは謎であるが、可愛いので息を吹きかけるのは辞められない。