日本で一番好きな場所:北海道札幌市
30か国以上を訪れた旅慣れた人として、僕を魅了した場所は北海道札幌市をおいてほかにない。約6年前に初めて札幌市に訪れて以来、何度も戻ってきました。札幌市をとても愛する5つの主な理由をお話ししたいと思います。
1.豊かな歴史
レディットのような英語圏のフォーラムのほとんどでは、「日本の他の地域に比べて、北海道は歴史があまり豊かではない」というような投稿をよく目にします。歴史ファンとして、それは非常に誤解を招くものであり、真実からかけ離れていると思います。北海道は1869年まで日本の一部ではなかったからといって、北海道には豊かな歴史がないわけではありません。北海道は戊辰戦争の最後の戦闘である箱館戦争の舞台であるだけでなく、アイヌ民族や旧樺太庁に関する博物館と史跡を訪れられる日本で唯一の場所です。
移民によって築かれ発展したシンガポールで生まれ育った者として、人口移動の歴史に長年興味を持っています。よって、道民の大半は北海道開拓時代およびその後に本州などから北海道に移住した移民の子孫なので、北海道の歴史に強い興味を持つようになったわけだ。当然のことながら、札幌市でお気に入りの場所の一つは北海道開拓の村という野外博物館です。村内において開拓時代風の建物内の展示を通じて、移民たちの物語について詳しく知ることができます。
2.都市機能と自然環境のバランスが抜群
世界で最も人口密度の高い国の一つで生まれ育った者として、もっと混雑していない場所に引っ越したいとずっと思っていました。しかしながら、外向的な性格なので、田舎に引っ越すべくもない。それで、都市環境と自然環境が調和した都市は住むのに最も理想的な場所。そのような都市は札幌市であるに越したことはない。
都市機能が強い都市の特徴は発達した公共交通機関と商業施設です。札幌市内は地下鉄が3路線を始め、いろいろなJR線、バス、路面電車もあります。さらに、厳しい冬のため、都心部では大通駅経由してJR札幌駅・地下鉄さっぽろ駅からすすきの駅まで続く地下街が建設されました。大通駅は地下鉄3路線が集まる駅なので、雪の日でも、悪天候にさらされなく地下鉄を便利に利用できます。また、地下街はたくさんのお店があるのみならず、丸井今井札幌、パルコ、ココノススキノなど多くの商業ビルともつながっています。
札幌市の充実した都市機能にしては、意外にも市域のうち森林面積は約6割を占める。中心部のJR札幌駅からは藻岩山、手稲山、定山渓温泉など市内の自然スポットまで1時間以内で行けます。その結果、市内ではシカ、キツネ、クマなどの野生動物を目撃することは珍しくありません。また、市内には豊平川など多くの河川が流れている。驚いたのはシンガポール川の清掃について自らを大いに褒める自国と比べて、魚が泳いでいるのが見えるほど水がとても澄んでいます。シンガポールでは、川はいつも泥でいっぱいです。
3.いろいろな祭り
札幌市は地理的な位置とあって、気候は四季がはっきりしているのが特徴。雪国の一部として、日本最大かつ最も有名で、「世界三大雪まつり」の一つとよく言われている雪祭り「さっぽろ雪まつり」が札幌で毎年2月4日~11日に開催されるわけです。毎年日本内外から約200万人の観光客が訪ねます。
さっぽろ雪まつりのハイライトは大通公園の雪像。アニメキャラクターとか名所とか模したさまざまな雪像があるにとどまらず、夜には雪像がライトアップされており、プロジェクションマッピングが行われた。そして、コンサートが開催され、生放送が行われる雪像ステージもあります。
大通公園以外にも、その他のまつり会場は「東京以北で最大の歓楽街」として知られるすすきのとつどーむが含まれています。前者は約60基の氷像を鑑賞する「すすきのアイスワールド」の開催地で、後者には親子で楽しめるすべり台やスノーラフトなどの遊び場があります。
夏には、最も人気のある祭りは通称「札幌まつり」としても知られる「北海道神宮例祭」です。毎年6月14日~16日に開催され、札幌まつりは100年以上の歴史があります。3日間にわたって、北海道神宮では伝統的な奉納行事が行なわれ、神社を囲む円山公園ではいろいろな屋台が出店されます。まつりの最終日に、平安時代の衣装をまとったおよそ1,000人が伴う神様の神輿を運ぶ数基の山車は北海道神宮から中心部まで練り歩きます。
北海道神宮や円山公園に加えて、中島公園も札幌まつりの会場の一つ。屋台もたくさんありますが、円山公園とほぼ同じです。時間が限られていて、1つの会場しか訪れない場合は中島公園に行くには当たらない。北海道神宮は円山公園にあるので、中島公園よりも円山公園でまつりの雰囲気を楽しむ方が有意義だと言えるでしょう。そうは言っても、中島公園はそれ自体が美しい公園。魅力的な菖蒲池があり、屋台で食べ物を買って、池のそばに泳ぐ水鳥とボートに乗っている人々を眺めながら食事を楽しむことができます。
4.スープカレー
北海道といえば、美味しいもの。札幌市は北海道の道庁所在地および人口最多の市として、おいしい食べ物を提供する飲食店が数多く集まっている場所。ほとんどの人は味噌ラーメンと海鮮料理が知っていますが、僕にとって、スープカレーは札幌だけでなく日本中で一番好きな食べ物です。札幌に行くたびに、毎日スープカレーを食べずにはいられない。食べない日があったら、気分が悪くなってしょうがない。
札幌発祥の独特のカレー料理で、札幌のソウルフードとして知られ、寒い冬の日にスープカレーほど美味しいものはない。最も有名なスープカレーの店は中心部の本店にはいつも長蛇の列ができている「すあげ」と「ガラク」。昔に、両店は海外に支店がありました。特に「すあげ」の最盛期にシンガポールには2店舗をオープンした。ただし、コロナ禍後、日本での事業に集中するために両店は海外支店を閉店することにしたようです。「すあげ」は海外支店を廃止し、「ガラク」は残っている海外支店はカナダに1つだけ。2つのうち、「すあげ」の方が好き。なぜなら、どの支店でも品質が一貫しているからです。さらに、各支店に限定したメニュー項目を提供する。「ガラク」に関しては、支店の品質は本店ほど良くないようです。
「すあげ」と「ガラク」の人気にもかかわらず、自分の好きなスープカレー屋は「スープカリーキング」と「ソウルストア」。「キング」の好きなところはだしのスープベースを提供し、トッピングとして餃子を注文できることです。本店は豊平区に位置しているため、待ち行列は中心部の支店よりも短い。実際、いつ行っても15分以上待ったことはない。
「ソウルストア」については、狸小路に1店舗のみあります。特徴は基本野菜に揚げゴボウが含まれます。ぜひ食べてみてほしいものが「鶏団子とパリパリ揚げゴボウのカリー」。ところが、1日5食だけなので、必ず早めにご来店ください。また、この店の「ザンギ」という北海道釧路市発祥の唐揚げもおすすめです。
5.新千歳空港
新千歳空港は札幌市内に所在していないが、飛行機で札幌に行く場合は、ここに着陸するだろう。新千歳空港は単なる空港ではなく、ショッピングモールとも言えます。国内線ターミナルビルには道内各地のさまざまな名産品を販売する土産物屋があるのみならず、飲食店、チョコレート工場、子どもの遊び場、映画館、温泉などもあります。JR札幌駅からJR線でわずか35分であり、週末には、子連れ家族が空港で時間を過ごす光景はよくあることです。
新千歳空港から出発するたびに、前夜は「エアターミナルホテル」と呼ばれる空港内のホテルに泊まったものだ。午後にお部屋にチェックインしたらすぐに、長崎カステラより美味しいカステラを食べるために、「北海道牛乳カステラ」というカフェに行きます。これは唯一の店舗だから、新千歳空港でなければ買えません。
カステラを食べた後、国内線ターミナルビル最上階の温泉にリラックスしに行きます。さまざまな泉質と休憩施設、宿泊施設があるだけでなく、多種多様なウェルネストリートメントも提供します。確かに、本格的な温泉リゾートのようです。温泉と夕食の後は飛行機を見るためにお部屋に戻る時間。エアターミナルホテルに泊まるたびに、いつも滑走路側のお部屋を予約する。滑走路側の客室は搭乗ゲートの真上に位置しているので、空港グランドスタッフが働いている様子も見えます!
札幌をとても愛する5つの主な理由は以上です。この記事を読んで、皆さんも札幌を好きになってくれると嬉しい。あなたも札幌が好きなら、コメント欄で理由を教えてください!引き続き、よろしくお願いいたします。