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ぼーっとする技術

 最近、積極的にぼーとすることが流行り始めています。10月に「ぼーっとする大会」が東京で開かれ、60組が参加しました。テレビやネットのニュースで報道され、多くの方が見られたと思います。エントリー総数が528組あったらしく、ぼーっとするために8倍の競争をして参加していました。忙しい日常から離れて空白の時間を持つという趣旨で行われているようすが、90分ただぼーとするのは意外と難しいようです。

 私たちは、時間に追われ、仕事に追われ、何かわからないものに追われる社会に生きています。知らない間にストレスを溜め、心身の不調を感じる方が多いと言えます。ぼーっとしていると「さぼっている」と思われ、周囲からの評価は「なまけもの」となってしまいます。そんな日常の中で、ぼーっとする時間の重要性がわかり始めています。

疲れた脳を回復させる

 スマートフォンの普及により、我々が受け取れる情報量が飛躍的に増加しました。特に10~20代は片時も離さず、スマホ依存とも言われる程です。我々の思考方法も、あれこれと自分で考えるよりも、すぐ検索して答えを得られるので、考える時間と経路が短くなっています。また脳は自発的思考よりも、膨大な情報を処理することで、毎日疲労している状態と言えます。

 ぼーっとすることで疲れた脳を休めてリセットできることはもちろん、幸せホルモンといわれるセロトニンの分泌が高まり、脳を最適な覚醒状態にできるといいます。この状態は「やらなければならない」という習慣的な思考回路から抜け出し、「やりたい」「やってみよう」という自発的で意欲的な発想回路に転換できるといいます。夜型より朝型の仕事の効率がいいというのは、この理由からです。

どの周波数帯で生きるか

 量子力学から見ると、情報も波動エネルギーとして存在し、様々な周波数に乗ってやってきます。テレビ、ラジオ、友人との会話、インターネット全て固有の周波数帯によって伝わってきます。その情報を我々は選択しているように見えますが、AIの普及により選択させられているのが実態です。興味のあるサイトを優先的に表示するため、容易に依存状態となり、抜け出せなくなるのがこのメカニズムです。

 ぼーっとすることで特有の周波数依存という習慣性をリセットし、自発的で効率的な周波数帯のレベルに入ることができます。積極的にぼーっとすることで、思考回路と自身の波動環境をコントロールするコツ(技術)が身に付いてきます。この感覚がわかると、生活が意欲的で喜びの毎日に変化させていくことができるようになるのです。自らが己の人生の主人公となる、そんな生き方にしていきたいものです。

#量子力学 #ぼーっとする #休み  

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jeff tracy
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