見出し画像

RISING SUN ROCK FESTIVAL 2023 in EZO 1日目(8/11)の記録

8月11日(金祝)昼から8月13日(日)早朝にかけて北海道石狩市・小樽市で開催されたRISING SUN ROCK FESTIVAL 2023 in EZO(以下RSR23)に参加しました。去年に続き今年も時系列で、ライブの感想を中心に記録として書き残しておきます。

05:00 起床

06:00 空港行きリムジンバス乗車
早朝のリムジンバスで羽田空港へ。津田沼から羽田行きのバスもようやくネット予約できるようになり便利に。ほどほどの乗客を乗せ発車。東関東自動車道はわりと空いていた。

06:45 羽田空港着
バスは予定時刻より早く空港に到着。前日、航空会社から「明日お前らの乗る便とか空港とか混んでるから早めに来いよ」という内容のメールが来ており、たしかに羽田は朝早くからそこそこ大勢の旅行客が右へ行ったり左へ行ったりしていた。去年の盆休みの羽田はめちゃくちゃ空いてた。端のほうの検査場まで行ったら手荷物検査も全く並ばずに終わり、少し時間を持て余す。

08:15 搭乗
ANAとAIRDOのコードシェア便。AIRDOの機内サービスのホタテスープが美味しかった。

09:45 新千歳着
早くもお仲間らしき格好をした者の姿がちらほら見える。地下に降りJRの駅へ。快速エアポートの指定席券が以前より値上がりしてる気がした。調べたら350円くらい上がってた。コロナ期間の利用低迷がその理由らしい。

11:00 札幌駅着
駅前のホテルに荷物を預け、駅の地下の蕎麦屋で昼食。ファミリーマートで2リットルの水などを購入。

11:45 会場行きバス乗車
北口からJTBアクセスバスに乗車。去年から登場したこのバスはちょっと値段が高いが着席が保証されており、札幌駅から直接会場まで連れて行ってもらえるので非常に便利だ。案内の係の人が発車時に「楽しんで来てください!」と元気に送り出してくれた。

12:30 会場到着
バスはスムーズに走り石狩湾新港の会場入口に到着。今年は去年と違って入口ゲートに検温の機械もアルコール消毒液も置かれていない。日差しがきつく湿度もあって早くも腕や顔から汗が噴き出る。

13:00 テントを建てる
ヤマトの荷物受け取りブースで千葉から送った荷物と合流しシマフクロウのテントサイトへ。すでに周りの区画は設営を終え、みな思い思いにくつろいでいる。我々のちっちゃなテントは4区画使った大所帯に挟まれているが、両方とも大人のグループなので騒がしくなく、落ち着いてて良い。テントを建て終えてさっそくいちごけずりを食べに行く。行列はできているが思ったほどではなかった。暑い中食べるいちごけずりは一層おいしい。

もうすぐCreepy Nuts

14:00 Creepy Nuts (SUN STAGE)

ライブに先立って主催会社WESSの若林氏の挨拶。今年は声を出せるぞ!コール&レスポンスといえば彼ら!という紹介からCreepy Nutsが登場。
DJ松永氏の人差し指にトンボがとまる。昼にぴったりの曲!と「よふかしのうた」からスタート。トップバッターとしての役割を全うしようという意識が彼らの言葉から汲み取れる。良い意味で大衆性があり、日本のヒップホップ界でも独特なポジションにいると思う。まくしたてるラップはキレがあって良い。客のみんなが「この時を待っていた!」という勢いで声を上げる。
助演男優賞、かつて天才だった俺たちへ、のびしろ等の有名曲のあと、最後にビリケンという新曲をやって終了。R-指定氏はこのあと体調不良となってしまい、翌日出演予定だったイベントをキャンセルしてしまったと聞いた。熱中症のような症状とのこと。

15:30 グッズ受け取り
事前に注文しておいたオフィシャルグッズの受け取りへ。このシステムはずっと昔からあって、並ばなくていいし買い逃しも無いから毎年利用している。出演者グッズもオフィシャルグッズも毎年長蛇の列で大変だ。暑いし。各ブースで出演者2~3組ずつのグッズを扱っていたが、10-FEETとマキシマムザホルモンの物販を同じ列にしたのはまちがいだと思う。大変な長さの行列になっていた。AwichのTシャツを購入。

16:00 バッジのガチャを回す
バッジのガチャをとりあえず10回やってみた。RSR23オフィシャルロゴの他、The BONES、ストレイテナー、back number、マルシィ、SHISHAMO、ZAZEN BOYS、DIOS、The Street Sliders、The ORAL CIGARETTESが出た。

17:10 どんぐりず (Hygge STAGE)

彼らのライブを初めて見る。とても楽しみにしていた。同じ時刻、SUN STAGEではマキシマムザホルモン、REDSTAR FIELDではエレファントカシマシと、裏が非常に強力な面々だがそれなりにお客さんは集まっている。1曲目はNO WAY。かわいらしいユニット名に反して人を踊らせる強力なビートのトラックをノンストップでつなぎ、キレのいいヒップホップ曲を畳み掛けてくる。まだ明るい時間のライブだったが夜の方が合いそうなサウンドだ。1MC1DJなのかなと思っていたが時折DJも前に出てくる。これはもっと早く見るべきだったと思わせるめちゃかっこいいライブだった。ライブが終わって移動。通りがかったステージでエレファントカシマシのライブがまだ続いている。ボーカル宮本氏が「おっとっと!おっとっと!」と連呼する謎の歌が聞こえてきた。

18:00 yama (EARTH TENT)

その風貌から得体の知れない人という印象だったが、話すと人柄の良さがにじみ出る感じの良い人だった。予備知識ゼロで初めて見る。そもそも男なのか女なのかすらわからない。新時代のボーカリストだと思った。小さな子を連れた親子がけっこう見に来ている。アニメなどに曲が使われたのだろうか。若いのに歌がめちゃうまい。通りの良い声をしているし曲もいい。えらい難しそうな曲を簡単に歌いこなすなあと感心して聞いていた。大勢集まった客は「yama待ってたぜ!」というウェルカムな雰囲気で、ライブ開始直後から反応がとても良かった。先日まで東南アジアのイベントに出演していたそうで「そこでの反応も良かったけど日本もすごい!」と言っていた。今日8月11日は山(yama)の日だと強調していた。yamaさん自身もだがバンドメンバーにもすごいハードスケジュールの人がいると紹介していた。売れっ子は大変だ。

19:00 電気グルーヴ (SUN STAGE)

1999年の記念すべきRSR第1回、最初にこの地で音を出したのが電気グルーヴなので、彼らに対する思い入れは少しばかりあるが、正直なところ以前は電気グルーヴの音楽にあまり興味がなかった。2021年フジロックのYoutubeライブ配信と昨年のSONICMANIAでの彼らのライブを見てから結構いいなと思い、おっさんになってようやく彼らの良さがわかった。一番でかいステージででかいスクリーン、でかい音でとてもわくわくする。映像も楽しい。序盤の人間大統領、Shangri-La、Missing Beatzから終盤のFLASHBACK DISCO、N.O、ラストの富士山までおじさん達が最高にかっこいい音を出し続ける。石野卓球がキレキレでかっこいい。ピエール瀧がドヤ顔でたいしたことないダンスをする様子もよい。北海道の有名スポットが矢継ぎ早に出てくる映像やこの会場の上にでかいUFOが出現する映像が楽しい。おっきくて丸いコロナウィルスがミサイルか何かでぶっ壊される映像がとても印象的だった。

20:00 Colemanブース
Colemanブースで事前予約しておいたRSRとのコラボグッズを受け取る。こちらは予約しなくても同じものが普通に店頭で売ってて、待たなくても買えるようだった。

20:30 Awich (def garage)

def garageの近くで小樽あんかけ焼きそばを食べていたらライブが始まってしまった。初めて見るAwichは髪を後ろでぎりっと縛り、空気がびりっと引き締まるようなオーラを発していてカリスマ性を感じる。すでにフロアは客でいっぱいに埋まっている。def garageが以前のような箱型のステージじゃなく、開放型のステージになって大勢がちゃんとライブを見れる形になって良かった。彼女は最近、テレビのミュージックステーションに出たらしい。桑田佳祐が自分のことを気に入ってくれてうれしかったと喜んでいた。途中、スペシャルゲストとしてAwichの娘さんが出てきて一緒に一曲やった後、足早に去って行った。Awichも含めて沖縄のミュージシャンは沖縄を背負ってるんだという意識を強く感じる。北海道の人の郷土愛も非常に強いものがあるが、沖縄の人にもそれと同等かもっと強いものを感じる。
私はこのフェスの良いところの一つに持ち時間の長さがあると思っているが、このステージだけ持ち時間が30分なのがいつも不満である。もったいない。やっぱり30分は短い。

21:20 くるり (EARTH TENT)

ワールズエンド・スーパーノヴァ、ばらの花、虹、ロックンロール・・・「泥くさい曲いくで!」と言いながらも我々世代にとっては宝のような懐かしい曲たちをやってくれた。Morning Paperもとても良かった。琥珀色の街、上海蟹の朝では岸田繁が奇妙なダンスも見せてくれる。ドラムは北海道出身の若き名ドラマー・石若駿で、意外にも今回のくるりへの参加で初めてのRSR出演を果たしたとのこと。私の記憶が正しければくるりがこのフェスでEARTH TENTに立つのは2001年以来だと思う。あれから22年も経ってしまったが、まだ元気にこの場所にいられてうれしい。ステージの場所は当時とは全然違うけど。
この日の電気グルーヴにしてもくるりにしても、ベテランは持ち曲がたくさんあるにも関わらず「いま俺たちがやりたい曲をやるんだ」という感じではなく、フェスだからみんなが喜ぶ曲を、ということで惜しみなく有名曲をたくさんやってくれて大人だなと思う。

23:00 STUTS (Hygge STAGE)

STUTSのライブも初めて見る。この時間帯からは通し券を持っていて会場に残っている人のみが楽しめる「for Campers」の時間帯だが、思いのほか大勢がステージの前に集まっている。各方面からのオファーが途切れないのがよくわかる、現代最強のトラックメイカーの一人であることを証明するかのようにサンプラーを自在に操り、遺憾なくその才能を見せつけてくる。MCを聞いているとまじめで飾らない人柄で、とても好感が持てる。途中「タイミングでしょ」という曲でAwichが登場。いいものを見たなと得した気持ちになる。一度、持ち時間を終えてバンドメンバー全員がステージを降りたが、この日のHygge STAGEはこれ以降もう何もアクトが無いということもあって、客からアンコールの要求。すぐに応じて再度登場。「ライジングはアンコールがあるかもしれない」と事前にバンドで話をして念のため曲を用意していたという。最後にその用意していたというインスト曲を演奏して終了。生バンドを従えたSTUTS、とても良かった。

夜でもぜんぜん寒くない

24:30 タクシー乗場へ
今回初めて、会場から札幌市内に戻るためにタクシーを利用することにしたが、あんなにタクシー待ちの行列が長いとは思っていなかった。次々にタクシーは来てくれるがそれでもなかなか順番が回ってこない。タクシー配車アプリのGOやDiDiも試してみたが全くマッチングしない。ようやく順番が来て乗り込み札幌駅北口まで。夜の道は空いている。会場から札幌駅北口までのタクシー運賃は深夜割増適用で6,540円だった。

麻生駅のそばを通ったとき、とっくに地下鉄の終電は終わってるのにRSR帰りと思われる人たちが駅周辺を歩いていた。後から知ったが、会場からのシャトルバスに乗るのにかなりの時間を要し、大勢の人たちが地下鉄の終電時間にまったく間に合わなかったのだそうだ。麻生から札幌中心部までは約5km。夜中に麻生でバスから降ろされて、地下鉄はとっくに終わってるけどあとは自分でなんとかしろというのは非常につらいものがある。

01:30 ホテル
ファミリーマートで少し買い物。ホテル着が予定より遅くなってしまったので朝食時間を遅い時間帯に変更してもらった。急いでシャワーをして翌日に備え就寝。

2日目に続きます↓

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?