子ども達の期末試験結果を公表しちゃう学校ー台湾現地公立学校生活②
前回に続き、子ども(低学年)の台湾現地学校生活の興味深い点を投稿します。つい先日期末試験が終わりました。期末試験前から当日までは、試験ムードで盛り上がります。当日朝は学校の前で塾が勧誘していました。ただの学校内の試験の日にちょっと驚きでした。
成績公表?
台湾は二学期制で秋入学ですので、冬休み前の今はまだ一学期です。期末試験の前は、保護者向けのLINEなどのお知らせでちょいちょい試験の連絡が増えます。クラス全体の点数はなんとクラスの保護者にLINEで公表されます。勿論あくまで統計データで個人名は入れませんが平均点もわかりますし、クラス内の得点分布までわかります(⁈)。保護者はそれを見て自分の子の点数が低かったら、ちょっとまずいなと感じさせるシステムですね。日本の公立小学校でこのような公表は恐らくしないでしょう。競争をあおってしまう可能性がありますし、個人名を出さなくてもある程度個人を特定できてしまうので。
さらに
ちょっと話はずれますが、近所の高校の誰でも見ることができる電子掲示板で、模試の成績だったか何かが優れている生徒の名前を掲載していました(⁈)一応名前は"賴〇德"のように一文字〇で伏せていますが。これも結構私には衝撃でした。台湾の学校教育における公表主義や競争主義が垣間見ることができる光景だと思います。
うちの子
話は期末試験に戻りますが、うちの子は日本の小学一年から台湾の二年生に転入してしまいました。英語が母語の子どもだったら、算数などを英語で受けるというようなサポートもあるようですが、うちの子は英語喋れない日本人なので…。一応中国語がある程度喋れるので、授業は二年生の授業を受けつつ、宿題で台湾の一年生の内容を追っかけるという、結構乱暴にも見える方法で、学校・学童・私たち家族が連携してこの数か月勉強を進めてきました。期末試験は一年生・二年生どちらの試験を受けるか先生と相談し、(国語以外の算数、英語は)二年生の試験を受けることにしました。結果としては、二年生の一学期の内容でもある程度身についていることが分かり、先生自身も驚いていましたし、私たち保護者もびっくりでした。よく台湾生活で子どもの学校や幼稚園のことに関して、何とかなると軽々しく言われて、そんな簡単じゃねーよ!とムカッと来ることがありましたが、子どもの柔軟性に驚きです。
期末試験も終わったので、その内容を振り返りながら、来週からの冬休みをどう過ごすかを考えていきたいと思います。