親子で乗り越える!ファウンデーションコース・アイルランド医学部受験・入学完全ガイド
お久しぶりです。
Trinity College Dublin 大学 (TCD) でのファウンデーションコースと医学部一年目を終えた身として諸々の振り返り・反省等がたくさんあったのでこれから進学される方・進学検討中の方にもシェアしようかなと思います。
この記事では
進学準備に必要な学力
各教科のレベル・感触(foundation/medicine共に)
日本医学部との比較
自分が確立した勉強法や実際に使っていたノート
自分がしたミスからの学び
先取りしたい人がすべきこと
入学後の実体験・医学部の雰囲気
リアルな1日・1週間のスケジュール表
ネットにはあまり載っていない情報
勉強に最適なサイト
などをこと細やかに過去2年間の経験と共に書きました。この記事を通してアイルランドでなくとも海外大学進学(特に医学部)を目指している方及び学生の親御さんに届けばいいなと思っています。
さて、前にもツイートしたのですが10代の自分には海外で大学生をやる、ましてや「海外医学生になる」なんてことは到底思いつきもしませんでした。幼い頃から身内の仕事柄、海外について行くことやシンガポール人として日本で育ったこともあり、我ながらグローバルな環境で育ったものの、ホームは日本ということで将来は日本の大学に進むものだと自分で確信していました。
また、なぜ日本人に人気なハンガリー・ブルガリア・チェコなど、エージェントのサポートも手厚い医学部ではなくアイルランドというニッチな国のアイルランドの大学に進むことにしたか?はまた別の記事にしようと思いますが、正直自分でもびっくりしています。
アイルランドでの大学生活が始まってもなお、実感はあまりなく、どう上手く表現できるかわからないですが「なんとなく大学生をやってる自分」というのが率直な心持ちでした。というのも本来なら日本では高校卒業後に4月から大学生活が始まるのにかけて、上京したり、一人暮らしが始まったりと大きな変化が訪れるので大学生だという実感が湧くのだと思いますが、自分は2年間の兵役+ファウンデーションコースが1年間あって実質3年間も大学に入るのが遅れてしまったので大学生になったという感覚も少し遅れたのだと思います。
ここでは大きく2つ:ファウンデーションコースとMedicine(医学部)での1年間に分けてお話しします。
ファウンデーションコース
まずファウンデーションコース(入学準備コース)について。
ファウンデーションコースは日本ではあまり馴染みの無い形式なので手短に説明しますと、大学のの条件付き合格がもらえる代わりに1年間、英数理などの基礎教科を学ぶシステムです。もちろん、「条件付き」なのでファウンデーションコースの成績次第で大学の合否が決まります。日本で言う大学の1年目の「教養」に値するところでしょうか。自分の場合、2022年9月入学に向けて2021年の6月頃?くらいから準備を始め、2022年3月中旬にTrinity College Dublin Medicine の条件付き合格をもらいました。当時の条件はファウンデーションコースでオーバーオールで
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