パソコン購入の暴挙にでる!
わたしは、目が悪いので常時使うパソコンは画面の大きい「ディスクトップ」を使っている。
パソコンの主な使用目的は、論文や原稿を書くことである。
また、DVDをレンタルしお気に入りのものは、パソコンにコピーする。
後は、メール書きである。
自宅の書斎のディスクトップパソコンが突然動かなくなった。業者を呼ぶとハードディスクが壊れているので修繕は不可能と言われた。データーのバックアップは何も取っていない。
ウインドーズを使っているので、ワンドライブにデーターを移して置いたら助かったであろう。
数年間分の原稿と論文が消えた!!
あっけにとられ、頭の中は真っ白で、体が脱力感と共にぴくぴく痙攣(けいれん)する。
もうだめだ、終わった・・・・と思った。
後は、研究室のパソコンにどれくらいデーターが残っているかである。
研究室のパソコンは、中央の大型コンピュターにつながってあり、保存するとすべて大型コンピューターへ自動保存される。
それは、誰でもが見れるわけではなく、パスワードを知っているものが、自分の保存データーだけにアクセスできるのである。
話を元に戻そう。
娘を呼び、
「何とかならないかなあ?」
というと
「無理ね。パパは悪いことばかりしているから、神様が罰を与えたのよ、そして、パパの身代わりとなってくれたのが、このクラッシュしたパソコン!」
「よかったじゃない!パパは元気で」
という。
「うーむ・・・! そうかもしれない。車を出して、これからパソコンを購入しに行くから、おまえのも買ってあげるからね」
「ママに叱られるわよ」
と娘は言う。
仕事の道具だから何も言わないだろう。
娘の運転で大型電気屋さんへ着いた。
デルのディスクトップでDVDデッキがついてあるものがあったので、それを1台、持ち運び用にデルのノートパソコンを1台、韓国のグラム(Lgram)が非常に軽く強く惹かれ、衝動買いで1台買った。
娘は、デルではなく、NECの最新型のノートであった。
全部で4台買った。軽々50万円を超えていた。
衝動買いとは怖いものである。仕事のためというのが頭の中を占めているので、三人で食費1000円の貧困家庭なのだが、平気で買った。
支払いは、現金は手持ちがないのでクレカである。
ここで困ったことにアメックスのプラチナカードは、リボ払いが利かず、一括払いである。
来月50万以上の請求の軍勢が押し寄せてきたときに、勝てるかというと自信が全くない。
困って呆然としていると、娘が、
「わたしのクレカで分割で買うわ、10回払いにしておくから、パパちゃんとお金を入れてね」
という。
「助かった!さすがわ、わが娘、賢い!」
と思った。
後は、妻の逆鱗に触れることはわかっている。
じっと、耐え忍ぼう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?