「昨夜の夕食の買い物」
わたしは、「夕食が豪華」であると機嫌が良い。
自分でも自意識があり知っている。
きりつまった「夕食」をするぐらいなら一層のこと、食べない方が良いか、または、生活保護を受けたほうがよい。
そのほうが、納得がいく。
わたしも妻も浪費家なので、老人生活保護は目に見えている。
働きたくても、脊髄官狭窄症で腰と足が痛くて働けない。
昔からやってきた在宅中心の仕事を続けていくしかない。
妻は、わたしより年上だ。
やはり、妻も脚が痛く、もう終わったはずなのに更年期障害のぶりかえしのような状態が続く。
妻の浪費家な所には、その勝気な性格が所以しているようだ。
わたしが、もう、お金がない、お金があったらフランスのパリへ行けたのに、おまえの金銭の管理が悪いからだと話すと、あるわよ、それくらいのお金は、という。そして、着替えてすばやく外出し航空券を往復二人分を購入して来るではないか。
本当にあるのよ? と、いう。
無理してお金を使わなくていいだろう、というと、
あなたが、うるさいからよ、という。
ホテルはあなたが決めてくださいね、という。
フランスの個人的に知っている3星ホテルへ電話をし、予約としてクレジットカードの番号を教えた。キャンセルすると一泊分取られる仕組みになっている。
話を急いで、そのホテルへ到着すると、通路の隅でエレベーターから一番遠い部屋が取れ、窓からは、セーヌ川やノートルダム寺院が見える。
朝食付きで、食べ放題だ。
朝から生ハムをお皿に5枚ほどとり、量が多すぎて残すと妻から意地汚いことはやめなさいと言われた。
また、話は飛び昨夜の夕食のことだ。
大型スーパーで買ったのは、180円の小さなシャケの切り身だけだ。
ごはんはある、生野菜はある、納豆はある、おかずはあることはあるが、小さな小さな子供が食べるサイズの切り身だ。
切れて帰宅しそうになったが我慢し、すぐに睡眠剤を飲んで寝た。
そして、今日は、10日である。
上記のような夕飯が丁度良い。