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「我が家の極貧生活の始まり」

 これから秋になり、秋が深まり、冬となる。
 
 我が家の経済状態の悪化は、わたしに予測通りだ。
 
 来年の1月には破産し、担保として状態の自宅と土地は抑えられるだろう。それと自家用車をも取られるだろう。

 それが、身の丈以上の自宅を新築し、巨額の住宅ローンが払えず、払うためにさらに借金をした者への罰だ。もう、年老いているので、生活保護まっしぐらだ。

 生活保護の書籍を購入したが、実際は、畳が古びて茶色く変色し、さらに、ささくれだった四畳半一間に夫婦で住むことになると思う。お風呂なし、トイレ共同であろう。そうでなくても、四畳半で寝るときは布団を敷き、羽根布団ではなく、せんべい布団である。寝て起きると布団を押し入れに終い、ちゃぶ台を出し、小さなテーブルの上に、たくわんとか、めざしが盛り付けられ、ごはんだけは業務用でお腹をいっぱいにするのであろう。テレビは、一応、カラーテレビだが映りが悪く、うるさいだけの品になり、ラヂオを聴く習慣になると思う。パソコンは、もちろん、禁止だ。そして、その朽ちた古びた粗末なアパートで死亡し、無縁仏へ埋葬されるのだ。
 
 今日は、朝から極貧生活だ。
 
 朝半は、カップラーメンの一番安いものとお茶。
 
 昼食は、カップうどんである。本当は、きつねうどんのどんべいを食べたかったのだが、妻に、それは量が多くて高いからだめよ、と厳しく言われた。お腹が空いたら水を飲んでくださいね、とまで言われるぐらいだ。
 
 妻が、次から次へとネット映画の会社へ電話を、解約している。
 
 もう、9月前から末期状態だ。
 
 数日前から借金を全部払い、まだ、8月の暮なのに、8月に稼いだお金が消えた。サラ金から借りているわずかなお金で過ごさなくてはならない。
 
 そういう中にあるのに、法人カードのゴールドが取得できたり、今日は、電子書籍を読む一番新しい11世代のキンドル端末と本数冊が来ることになっていたり、バランスが取れていない貧困生活だ。
 
 午後2時に妻は、プロバイダー契約を解約するので、テレビではネットが見れず、わたしのパソコンについている端末みたいなワイハイ頼みである。
 
 これを解約されると、ここ「note」も「解約」されて、来れなくなる。「note」は歩いて行ける地上にあるのではなく、ネットの世界にあるからだ。
 
 お腹が空いて、水を4杯ぐらいのもう。
 
 妻の昼食は、どんぶりめしに、生卵ご飯である。
 もう、妻は金銭・貧困ノイローゼだ。


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