「カスハラ再考察!」
カスハラという言葉がある。消費者が切れて、販売者に対して失礼な暴言を言うことだ。
このことを聞いた時、「モンスター・ペアレント」とか「モンスター・ペイショント」を思い出した。
その時は、消費者が、自分の権利ばかりを相手の立場を考えずに度を越えて主張したときに起きると考えた。
しばらくしてみると、消費者相手の販売者はどうであったのであろうか?
そこまで、消費者に怒りを与えるのだから、販売者も何か言ったのではないかと思う。
少なくとも両者ともに「融和的な関係を作ろうとする努力がないこと」は明らかである。
両者ともに対決したのではないだろうか?とおもうようになった。
ことを丸く収めようとするところが日本人の得意とするところだ。
しかし、今回の件では、両者対決し合っている。
つまり、お互い相手の立場を考えていない。
そして、円形の丸テーブルについて話すのではなく、四角いテーブルに座りお互い対面で座って、どちらが正しいのか、裁判の時の訴訟のような感じで、裁判員や弁護士はいないけれど、話し合いが両者喧嘩腰で行われたような気がする。
最後は、お金を払う方が不思議と強い方になる。
だから、消費者が強い立場で、弱者である販売者を罵倒したのではないかと思う。
ニュースでは、ここまで詳しい報道はない。
大雑把だ。
わたしは、カスハラではなく、社会における日本の対人関係の危機だと思う。