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お金を払わずにはいられないものの正体


温かみあるハンドメイドアクセサリーや
職人がつくる、一点ものの焼き物
そういうものに不思議と魅力を感じるのは私だけじゃないはず。

気に入った、一点もののお皿を買う時に
目の前にある「皿」以外の「何か」に対しても
お金を払っている感覚がありますよね。

その、目に見えない「何か」の正体について考えてみました。



よくある、カフェの居心地理論


セブンイレブンのコーヒーは美味しいのに
びっくりするほど安い。

カフェのコーヒーはそうとはいきません。
しかし、カフェで飲むコーヒーに対して
「コーヒー高すぎる!」と文句を言う人は
あまりいないでしょう。

カフェのコーヒー代には、
カフェという空間を楽しむことも含まれることを
みんな納得しているからです。

カフェでいうところの「楽しめる空間」が、
ハンドメイドアクセサリーや一点もののお皿に備わっている「何か」だと思います。



カフェの価値を氷山で考える


まだ「何か」がボンヤリとした存在なので
更に突き詰めていきます。

商品の価値について、
海に浮かぶ氷山に例えるという考え方があります。

まず、海面から頭をだしている氷山の頂点は
”コーヒーという商品そのもの”だとします。
それは目に見えて、モノとして扱える機能的価値がある部分です。

「氷山の頂点=モノがもつ機能的価値」 目に見える商品そのもの


氷山の頂点から下へ向かいます。
海面の下には更に氷山が広がっているでしょう。

そこには、
店主が海外で修行をしたスキルや
おひとり様のお客さんも楽しめるようなトークスキルがあるかもしれません。
それは、目には見えない「技術的価値」です。

「海面の下の氷山=技術的価値」 目に見えないテクニック


さらに海底へと深く潜っていくと、氷山を支える最下層です。

カフェがお客さんにとってどんな存在であってほしいのか、
コーヒーを通じて伝えたい想いなど
そのカフェの在り方や構想が氷山を支えているはずです。
ここまでくると「存在・意味」といった概念的なものが広がっています。

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